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  [概要:麻雀は市民の必需品のようです。さすが。]

 第7話 なんとなく成都探訪2(1999.08.13 成都)

成都の町並み
 成都は四川省の州都であり、高層ビルはぼこぼこ建っているし、道路は綺麗に整備されているし、車もばんばん走っているし、都会といえば都会である。

 主要な道路は片側二車線が自動車道路。そして、車道と同じ幅の「自転車専用道路」があるところが、中国らしい。自転車専用道路は、自転車に加えて三輪車なども走る。
 しかし、この三輪車が走っていると言うこと自体が、田舎らしさを残すところだ。交通渋滞を引き起こすので都会では禁止されているのだ。
 そして、広州ではスクーターがばんばん走っていたのに対し(台湾みたいだった)、成都は人々の足の中心は自転車である。路線バスの数もとても少ないし、もちろん地下鉄なんかも走っていない。

 海岸沿いの土地と山よりの土地の間での経済格差が問題と言う話を聞いたことがあるが、 通りすがりの観光客にもあっさり違いがわかるとは。海に近づくほど発展していると言う話は本当みたいだ。


 さてさて、そんな成都の街をぶらぶらしてみた。
 中国は漢字の国なので、看板なんか見てるだけでおもしろかったりするし。 ぶらぶらするにも目的地が欲しいのでホテルから比較的近い「王建墓」なんて目指してみた。

 王建墓は、その名の通り昔の偉い人の墓であるらしいのだが・・・。 入場料を払って敷地にはいると、そこは暇つぶしをしている現地の人々の憩いの場と化していた。 茶園で茶ぁしばきながら麻雀orトランプである。一杯5~10元のお茶で一日中遊べるんだからお得だ。

 中国の美味しいお茶は一回分の葉っぱで10杯くらいはお茶が楽しめる。急須におちゃっぱを入れ、飲んではお湯をつぎ足し、継ぎ足し。恐らく庶民はお茶の味がしなくなっても平気で飲んでいる気がする。
 食堂などでは、テーブル毎にでかい急須とポットがでんとおいてあり、なくなるとお湯を所望するわけだ。 まあ、10杯目なんてほとんどお湯だもんな。

 茶店で机陣取ってお茶一杯で一日粘るなんてのはごくごく普通の事だろうと思う。ただ、この王建墓が立派な人の墓の割には全然手入れがされていなく、木、特に柳なんかがのそーっと生えていたりするんで、とても雰囲気が不健康なのだ。 全体的に暗い。

 その鬱蒼とした雰囲気がイヤなのかなんなのか、ご丁寧に茶店から机といす、当然お茶セットも散策路に持ち込んでまでして、麻雀をしている一行がいた(写真の彼ら)。

 そして、園内にある(一応墓を囲んで公園風になっている)鶯色に濁った魚池の前では、人々は言葉を発することなくただただぼーーーっと釣り糸を垂らしていた。
 そしてやっぱり弁当やお茶セットは持ち込み。
 目の焦点が定まってないような人もいるのだが、でも足はしっかり釣り竿を押さえている。ほんとに毎日ここに来て釣りに明け暮れているんだろうなぁ。当たりが来たら手を使うんだろうね。

 私もその雰囲気に毒されて1時間はぼーっと見ていたが、釣れた人はみなかった。魚いたのか?
 あのだらだらとした雰囲気に浸るのがよいかもしれないが、だったらもうちょっと健康的な雰囲気になると良いのだが。
麻雀仲間?

 王建墓の後に来てみた人民公園の雰囲気と言ったら健康的なことこの上ない。

 公園の隅々まで手入れが行き届いているし、広くてとても開放的。 人々が茶店やそこここのベンチで麻雀しているのは同じでも雰囲気が全く違う。しかも池にはボートを楽しむ家族連れがいたりして、心が和んでしまったよ。

 人民公園には掲示板があり、その日の新聞が1頁ずつ掲示してあるのも興味深かった。

 新聞掲示板に群がる親父をかき分け覗いてみた。

「おっ、ジャッキーチェンじゃんっっ。やっぱ、有名だなぁ」←体育新聞に載っていた

 普通の記事はあんまり意味がわからないのにスポーツ新聞だけは妙に意味がわかる。
 ジャッキーチェーンに、「透視"裸装"」、そして「注射式美乳」とか(笑)

 それにしても、皆さん公園行く前に「おい、今日は王建墓で麻雀しようぜ!!」なんて誘い合ってくるのかなぁ。それとも自然と公園で友達になるのかしら?

 日本じゃ公園デビューなんて変な言葉もあるし、子供と母親のための物の気がするけど(時にはカップルの物にもなるが)、中国はどちらかというとオジサン、お爺さんのためにあるようです。

- 中国旅行記:IN CHINA, This is a problem!! 目次 -
プロローグ
第1話 香港から華南へ
第2話 中国に圧倒す。
第3話 中国寝台列車の旅
第4話 三ツ星ホテルに滞在す。
第5話 なんとなく、成都探訪 1
第6話 IN CHINA, This is a problem
 →【写真】世界遺産の大仏「楽山大仏」
第7話 なんとなく成都探訪2
第8話 なぜだか雨の山下り
第9話 なんとなく成都探訪3


第10話 いよいよチベット入り!
第11話 ラサの名所巡り1
 →【写真】ダライラマ法王縁の地(ポタラ宮とノルブリンカ)
第12話 ラサの名所巡り2
 →【写真】ラサの中心といえばここ!バルコル
第13話 何となく成都探訪4
第14話 四川航空のセンスに笑わせて貰った
 →【写真】食は広州に有り!
第15話 中華航空ひっくり返る!
エピローグ

タグ:中国|人民公園|成都|散歩

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