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インド(定番観光地編) > 第3話 どきどきインド入国:前編 [デリー] [概要: 初めての入国で気負いすぎていた若かりしわたし。] 第3話 どきどきインド入国:前編 [デリー] 夜中の2時頃、飛行機はデリーに到着した。 インド旅行に行く前、私は漠然と「インドは怖い」と思っていた。 空港に着いてまずすることは両替である。そこからまず気合いを入れなければならない。 受け取ったインドルピーを、その場で確認。むむ、・・・合ってる。何度数えなおしても、合っている。 しかし、ここで油断をしてはいけない。もう一つ気になる噂があるのだ。 ・・・今ここで、私に必要なのは気合いである。 【インドのお金ってこんなの】 ここぞとばかりに銀行員に詰め寄るあたし。 「大丈夫だ。ノープロブレム」 ノープロブレム? 何を言う!プロブレムだろう?? 「大丈夫じゃないでしょう?大丈夫じゃないって聞いたもん!」 すると、しばらくもめていた我々をずっと背後で見ていたビジネスマン風の西洋男がこう言った。 「何いってんだよ、大丈夫だよお嬢さん。ここはインドだぜ!!」 ・・・みょーに説得力のあるお言葉だった。はいはい、私たちの負けなんですね。 でも、日本のお金って穴があいていること自体まずないと思いません?
とりあえず宿が決まってないのでどこかの宿に電話をかけたい。この夜中に宿を探してさまようのはちょっと無謀だし。 (今思えば、空港で朝まで時間つぶししてればよかったけど) しかし、電話をかけるための小銭がない。銀行で頼んでも両替はしてくれない。(なんでだ!) 「いいや、タクシーに乗って安宿街にいってしまえ!!」 今思えば、かなり無謀。だって夜中の2時で、初めてのインド。初めての個人旅行! 「どこまで?」と聞くプリペイドタクシーのカウンターのおっさんに、日本で適当に調べた安宿の名前を告げる。 「この夜中に、女二人でそこに行くのは危ないよ。違うところにしたほうがいい」 そういう親父が薦めるホテルはちょっと高い。せっかくインドで個人旅行ってのに挑戦しようとしているのに、出鼻をくじかれた感じ。 紹介してもらったHOTEL SHELLTON INまでのタクシー料金を払うと、彼はホテルカードとタクシーチケットを出しながらこういった。 「左側の扉をでてスモールブースにのれ」 「ブースって、何のブース?ブースってのはその扉のこと?それともタクシー代とっといてバスにのれっての?スモールバスっていう小さいバスでもあるの?リキシャーをスモールバスって呼んでんの?バスだったらこの値段は高いじゃないか!!」
「もういい。そんなに高いというならバスで行け!!勝手にしろ!!」 よく分からないがおっちゃんも切れた。すぐさまバスのチケットに切り替えて投げてよこす。 「・・・。じゃ、バス乗り場はどこ?」 バス乗り場に着くと、おっちゃんはバスの運転手になにやら告げるとさっさとオフィスに戻っていった。 空いている座席に座り、ふと窓の外を見るとタクシーの列が2列あるのに気づいた。 「二人だからスモールブースで充分だって言ってるだろ!」ってそういうことか?! おっちゃんごめん!!でも、タクシーをバスって呼ばれたって、絶対にわかんないよー。 (後編に続く)
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