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  [概要: アグラを観光。タージにレッドフォートです。]

 第10話 定番!壮大な墓。タージマハール [アグラ]

 アグラ・・・
 タージマハールがあるということで、世界中にむちゃくちゃ有名なまちである。

 タージマハールは、ムガル皇帝シャージャハーンが愛する妻のために建てた巨大な大理石の墓である。
 しかし、ムムターズ・マハルよ!
 「私が死んだら、世界一の墓を作って!」なんて言うなんて、あんたわがまますぎ!

 この墓のことを「ロマンチック」という人がいるのにビックリなんですが、私は。背後にはこのために苦しんだ人が大勢いるわけで、そういうこと考えると「すげー」と言う前にちょっとやな気分になる。日本の古墳も同じだなぁ、そういえば。

 とはいえ、アグラと言えばタージ。そもそもこれを見ようと思ってインドに来たんだった。
 それにたぶん、頼まなくてもパプーがしっかり連れてきてくれるはずだ。ここは。

 ところで、今日のパプーは我が儘放題であった。
 半分昨日の仕返しも含まれていると思うが、それにしても雇っている客に向かってわがままなのはどうなのさ?威張りたいわけではないけど、言いやすいからってあまり強引なのも気分が悪い。

 彼のガイドは今日で最後。彼と別れた後は、今晩のツンドラ駅を発つ寝台列車に乗って、バナラスィーに向かう事になっている。
 アグラを発つのは今日の夜なのである。

タージマハール 「今日の午前中はタージマハールなどを観光する。午後はこのホテルに戻って昼寝をしろ」
「インド人は貧しいから寝台車で寝てしまったら、あっという間に荷物は盗まれてしまうよ。
 だから昼間のうちに寝ておいて夜は交代で起きていなさい」

 一見すごく我々を気遣っているかのように思える台詞だが、ぜーーんぜんそうじゃない。

 我々のガイドを夕方までやっていると、自分がデリーに向かうのは真夜中。インドの道はまっすぐで何もなくてまーっくらなので、夜運転するのはかなり疲れる。だから、午後の早いうちにアグラから去りたいんだと。

 あんたが帰るのは勝手だが、昼寝のためにホテルをとるくらいならもっとアグラを見たい。
街をぶらつきたい。よくよく考えたらインドに来てからというもの、ろくに自分の足で歩いていなかった。

 でも、言いたいことを英語で上手くいえなくて、そうこうしてるうちにタージマハルへついてしまった。しかも、見学はなんと時間制限付き。
 「今から1時間で戻ってこい」って、一体なんなんだよ~。

 しかも、車が止まった場所はタージマハールまで1㎞くらい離れていて、乗せられたサイクルリキシャのリキシャーワーラーは降りるときに倍の値段を言い放つ(←簡単にインドの騙しに引っかかる旅初心者)

 「ふざけんな~!」と言いかけたところで、あっという間に怪しげな物売りに囲まれてしまった。
 ・・・怖くなってはらってしまったよ。ちくしょ~~。

 なんだかんだいって、タージマハールは、建物的には綺麗だった。(写真が悲惨な写りなのはしょーがないのっ)

 こんな墓を建てちゃうなんて酔狂な君主だけど、そのおかげでこうやって遠くから鑑賞に来てしまうんだから、何ともいえないな。

 左右対称のシンメトリーが美しい建物もすごいが、綺麗に手入れをされた庭園も見事。

 でも、パプーの言う1時間って言うのがきつい!庭園に腰を下ろしてぼーっとする時間が欲しかったなぁ。

 よくよく考えると、律儀に時間を守る必用もなかったんだけどね。だって、列車は夜行なんだし。パプーのわがままで設定された時間なんだもん。


アグラフォート 次に行ったところはレッドフォート
アグラのフォート城だ。ここも時間制限付をつけられる。45分。そして、やっぱり律儀に守る私たち。

 正直大して興味はなかったりしたが、一応ゆっくりと回ってみると、城の奥の城下を見渡せるポイントでは、ヤムナー川の向こうにタージマハールが見えた。
 さっきゆっくりできなかったぶん、ここでみとくかな。


 とまあ、パプーの陰謀で主たる観光はこれでおわり。そのくせ、このあと大理石工場にはしっかり連れて行かれた。時間制限しといて、それはないんじゃないの~???

 でも、こっちもこういうのはすっかり慣れて、コーラをもらうだけもらって、「急ぐから」といってすぐに店を出た。
 大理石のコースターだの小物入れだのっていらんし。ミニミニタージマハールは、10万円ぐらいしたよ。誰が買うんだ?そんなもの。

 そして、宿にばーっく。今日の観光は終了というわけ。

 文句を言いたいところだがボキャブラリーが貧困でそれもままならない。それに、たぶんこの時点では、まだインドが怖いっていう気持ちがぬぐいきれてなかったんだと思う。きっと「泥棒がでるよ」って言われてびびっていたんだ。
 
 観光が終わり、パプーとお別れ。やーーっと二人にもどってすっきりした。

 夕方になり、いよいよヒンズー教徒の「聖地バナーラスィー」へ出発。
 ボスの言っていたことは本当なのか?かるちゃ~しょっくよ!来い!

 これまたパプー手配のタクシーに乗って、駅まで向かった。お金はパプーが払ったはずなのに運転手はしっかり「お金は?」なんて聞いてくる。

 「ちゃんと貰ってるでしょ?」と拒否すると、ちっと舌打ち。運良く貰えたらラッキーってか?もう、ちゃっかりしてんな~。

タグ:アグラ|インド|タージマハール|旅行

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