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インド(酷暑の南編) > 第2話 いざ岩石の街へ(チェンナイ) [概要: 岩石ごろごろの内陸部ハイダラバードへいざ!] 第2話 いざ岩石の街へ(チェンナイ)今回の目的地はハイダラバードだ。河童が覗いたインドで妹尾河童さんがレポートした岩石がごろごろしている町がハイダラバードなのである。ハイダラバードは、インド中部に広がるデカン高原にある大きな街であり、近年は一大工業地域になりつつある。 だから、勿論、マドラス(チェンナイよりなじみがあるのでこう書かせて貰います)からは長距離列車が頻発している。 ハイダラバードまでの列車の切符を買いに、中央駅に向かった。 マドラスを含め、インドの主要駅では外国人専用の窓口があり、英語をしゃべる係員がわりと親切に対応してくれる。 インド人はながーーい列に並び1日かけて列車の切符を買わなきゃいけないところ、外人は待ち時間もそこそこ外国人用に確保された座席をすぐに確保できる。今ではオンラインで列車予約もできるが、窓口に行く方が安心感があるてもの。 いつもは「高い、高い!」とタクシーを敬遠し(しかもぼられるし)、外国人料金なんてものには係わらず、 現地人の様に普通に町を歩けないことに腹をたてている私だが、こういうときはしっかりと外人の特権を利用してしまう。 なんとも都合のいい性格だ。 この日はなかなか運が良く、あっさりと当日の寝台列車の切符がとれた。 希望は特に伝えなかったが、ノンエアコンの二等寝台だった。 マドラスの暑さに辟易していた弟にはエアコン車にしなかったことを責められたが、あとあと考えるとノンエアコンで充分だった。 料金は格安(エアコンになると突然跳ね上がる)、それに別に暑くないんだもん。 暑かったのは発車までのほんの数分だけで、走り出すと風が心地いい。 車窓は泥棒アンドただ乗り客防止のために格子がついてるから、夜も窓は全開で寝ちゃう。 そして、デカン高原に着く頃にはむしろ寒いくらいだった。町を離れるとすこーしずつ標高が高くなっていったのである。 ところでインドの列車旅行には日本とは違ったサービスがいろいろあって興味深かった。 まず、列車の切符を持っている人は駅構内のクロークルームを利用できる。 日本の様にコインロッカーは存在しないので、荷物を預けたい場合はここを使用する事になる。何でコインロッカーじゃないかを私なりに推察するとこんな感じ。 1.インド人は荷物が多いからロッカーじゃ埒あかない。 2.ロッカーだと鍵を壊されて荷物を盗まれる可能性が高い。 3.雇用をふやす必要がある 4.ロッカー設置の設備費よりも人件費の方がやすい。 5.その他 やっぱり、1が一番の理由かなぁ。 でも、クロークは切符がないと使えないので、列車を降りた後に預けたりできないことが不満。 特に南インドの場合、宿が24時間制なのが難しい。 朝、長距離の寝台列車から町に降り立ったとき、すぐに宿を探して荷物を下ろしてシャワーでもしたいところだが、早朝にチェックインしたらチェックアウトの時間は24時間後の朝っぱらになってしまう。 だから、ここでクロークが使えれば、駅で荷物を預けて観光するとかちょうどいい時間まで調整できるんだけど。 そういう意味では不便だなぁ。 (帰国後、弟には「ケチらないで2泊分宿代払えばいいじゃん」と言われてしまった。すいません)
荷物をクロークに預けた後、暇つぶしにマドラス内を散策する。 写真はマドラスの人々の憩いの場であるマリーナビーチ。広々としたビーチになぜかみんな固まっていた。一番人が多かったところを撮影。 結局、ここ以外観光名所というほどのところにはいかず駅に戻ってしまった。やっぱりこの季節は暑さでばってばて。 ビーチの前から中央駅までバスを使ったら1.5ルピーで済んだ。やっぱり、リキシャは高いなぁ。 ところで、寝台列車というのは夜通し走り続ける列車なわけで、当然宿泊を伴う。 しかし、当たり前だが列車内には入浴設備はおろか、シャワーもついていない。 ところが、インドは日本とは比べ物にならないくらい広い国だから、列車で何日もかけて移動する人が少なくない訳で、 駅の中に宿泊施設(リタイアリングルーム)があるほかに、なんと待合い室にはシャワーがある。 これが本っ当に助かる。「神様ありがとう!」と都合のいいときだけ神に感謝しちゃったりなんかして。 真冬の北海道なんかを旅行しているのであれば、一日くらい入浴できなくても我慢できるけど、今は日陰でじーっと座っているだけでもだらだらと汗が流れてくる南インドの夏なんだよ。 シャワーを浴びたところで、また汗は吹き出てくるに決まっているが、それはそれ、やっぱきれい好きの日本人だから(いつもは結構風呂嫌いなくせに)ねっ。 シャワーをざぶん! そしてクロークから荷物を受け取って、さて、寝台列車に乗り込みましょう。
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