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インド(酷暑の南編) > 第5話 強者どもが夢の跡(ハイダラバード) [概要: ハイダラバードの古都はシックで落ち着いて・・・でも暑い・・・。] 第5話 強者どもが夢の跡(ハイダラバード)
さて、今日は「岩石」だ。この旅の目的はこの街にやたらとごろごろしているという岩石をこの眼で確かめることである。日本で普通に町中に岩石があるなんてあり得ないので、だから確かめたかった。気になったからしょうがないのだ。 しかし、外は今日も暑そうで、さらに昨晩の寝苦しさのせいで寝不足で、しかも普段から運動不足で体力のない弟は、速攻で観光拒否! 「ホテルから出たくない」 って、旅行にきてホテルにこもりっきりってのもある意味すごいね、君。 しゃーない、1人で行ってくるかぁ。宿でじっとしているなんて好奇心が抑えられなくて無理です。私は。(私の興味で来た地だって・・・)。 岩石、岩石。見つけられるかなぁ? 寝不足だったのは弟も同じ。再び寝に入る彼を置き去りにし、とりあえずゴールコンダフォートに向かうことにする。 ゴールコンダフォートはこの町一番の観光スポットだし、河童さんも微にいり細に入り書いていたのでとても興味を持っていた。そして、この町の人たちにとっても自慢らしく、あう人あう人、ゴールコンダフォートを薦めていた。 ちょうどバス停がホテルの目の前だということもあり、すぐにバスを探しにかかったが、なかなか見つからず。 現地の人もそうそう観光スポットに行くわけでもなく、知らない人が多い。 そもそも昨日の日記にあるように、バス乗り場自体が人とバスの波で収拾つかなくなっているし、現地の人も特にバス停を守っている風でもないので、「ゴールコンダフォート?○○番のバスだよ」って教えてもらってそれで終わり。 つまり、彼らも○○番のバスがこの界隈に来たら、番号のバスをめがけて乗るだけで、特にバス停をきっちり守ってない。 人に尋ねてはうろうろ。ぐるぐるユーターンするバスを見上げてはおろおろしているうちに、あっという間に時間ばかりが過ぎてゆく~。車掌や人々の証言を総合してみてだんだん適切なバス待ち場所は絞れて来たんだけど・・・。肝心のバスが来ない・・・。 宿を出てから1時間以上が経過し、休憩してから出直そうと思ったら・・・弟が前から歩いて来た。 「なにやってんの?」 悪かったな! 2人そろって近くの食堂でスペシャルラッシーを飲んで休憩。そして、宿にもどる途中、 「ちょっと、ぺぷし買ってくる」 と弟が通りの雑貨屋に入ったその時、目の前に立つ信号で一台のバスが停車した。 ああぁぁーーー。○○番!ゴールコンダフォート行きだーー! 「ゴールコンダフォート行くの?!」 「行くよ」 って、あっさりいうな~。どうしよう。これを逃したら次はいつくるかわかんない。けど、あいつまだペプシ買ってんし・・・。ええい!乗ってしまえ! そこはバス停ではなかったが、快く乗せていただく。そして、すかさず窓の外に向かって叫ぶ私。 「バスが来たから、行って来るーーーじゃあねぇ」 声はすれども姿は見えず。突然消えてびびったそうです。 しっかし、バス探すだけで2時間かかりましたが、こういう苦労がまた旅の楽しみの一つだ♪(馬鹿?) バスが市街地を離れてゆくと、やたらとでっかい岩石がごろごろしているのが目に付いたがさすがにバス通り沿いで、岩石の上に建つ家は見つけられず。まあ、広い町だもん。偶然見つかったらすげーって。 バスで走ること30分。この日の目的地のゴールコンダフォートに到着した。 終点のゴールコンダフォートのバス乗り場までは、城を取り囲んだ外壁の隙間をぎりぎりのところでくぐり抜けた。当時の門は、馬車や人間が通るための物で、バスなんて想定していない。もしかしたら、バスの大きさぎりぎりまで門を削ってたりして・・・なんてことも考えられる。 しかし、よくもまあ、こすらずに綺麗に入っていくなぁ。クランクが苦手な人はガリガリにするだろな。 城は、思った以上に雰囲気がよかった。 「強者どもが夢の跡」という表現がぴったり来るかつての城の遺跡で、真夏のインドの真っ昼間らしく観光客がほとんどおらず、ほとんど雰囲気を独り占めにしながら浸れるところがよい。 ただ、観光客が少ないだけに入り口でしつこくガイドの勧誘にあいましたが、 「今、私の弟はホテルにいるの。今日は下見に来ただけだから明日2人でまたくる。そしたらお願いするから」 と、丁重にお断り致しました。かなり粘っていたけど、ごめんね。 翌日行かなかったのは、弟が行かないってゆったからでっす! とにかく、私が超気に入ってしまったゴールコンダフォートの様子はここからどうぞ。
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