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インド(酷暑の南編) > 第10話 列車でトラブル その1(マイソール-チェンナイ) [概要: インドの列車予約ってなかなか一筋縄ではいかなかった。] 第10話 列車でトラブル その1(マイソール-チェンナイ)すっかり避暑地でくつろいだ我々。マイソール出発の朝は、のんびりとブランチをとり(とゆっても昨日市場で買ったマンゴーと水)、到着した日と同じくテクテクと徒歩で駅まで向かった。 今日はいったんバンガロールに戻り、寝台列車でマドラスまで戻ることになっていた。3日前にバンガロールの列車予約窓口で寝台列車の切符は買ってあったはずだった。 二等列車に揺られること4時間弱。バンガロールに到着すると夕食がてらに街をぶらぶらする。 駅から5分圏内にインドのご飯のファーストフード店を発見し、そこでサモサなんて食べたりして、あーこういう軽食が手軽で美味しい。 インドの食堂は店によって方式が全然違ってとまどってばかりだった。 この店は、入口付近にいるレジでメニューを見ながら注文、お金を払いカウンターまで品物をとりにゆく。 そのくせ全てが全てセルフサービスなのではなく、どこからともなく従業員が現れ食器を片づけてしまう。半分セルフのファーストフード店だった。 カーストの関係や雇用の数で従業員を減らせないのなら、どうせならオールサービスして欲しい。中途半端だなぁ。 とまあ、腹も満たされた我々は再びバンガロール中央駅に戻った。 我々が乗る予定の列車はすでにホームに入っており、さらに車両を確認すべく列車の乗客名簿を見に行った。 インドでは、列車の発車時刻の数時間前から乗客の名簿が一斉にホームに張り出される。 そしてその列車が始発列車の場合、発車時刻が迫ってくるとそれぞれの車両ごとに予約表を入り口に貼ってある。 コンピュータで予約しているのだから、わざわざこんなことしなくても・・・と思うのだが、ガイドブックには必ず「予約を確認しよう!」とうたってある。 そもそも日本のように電光掲示板や放送による"親切な案内表示"もないし、これで自分の名前を確認できるとなんとなく安心する。考えて見ると日本の過剰サービスは時にはうるさく感じるが、右も左もわからない外国人には便利かもしれません。 ところで、今回は「たまにはエアコンクラスに乗ってみようか」と思い立った。・・・思い起こせばそれが悪かった。 16両編成のチェンナイメイル(特急の名前)。16両のうち二等のエアコンクラス車両はわずか2両である。 簡単に見つかると思ったのに、乗客名簿のどこを見ても私の名前がない!! 「もしかして、ノンアエコンの車両と間違ってる?」 もちろん、そんなチケット買ってないんだから載っているわけがない。 「すみません。このチケットに書いてある車両はどの車両なの?」 列車に乗り込んでいた従業員らしき人に聞く。 「ああ、これはホームの真ん中のカウンターに行きな。」 は?どういうこと?意味が分からず、今度は切符売り場のお姉さんに聞く。が、また答えは同じ。 「ホームのカウンターに行け。」 二人の駅員に言われたとおり、ホームの真ん中当たりにカウンターがあり、そこで一人のおじさんが長~いロール紙をめくりめくり赤ペンでチェックを入れていた。 「すみません。あの、ここに行けと言われたんですけど・・・」 おじさんは我々のチケットをひったくると、持っている紙をめくり始める。 何枚か下の紙から我々の名前の書かれた物がでてきた。そして、その名前の横に赤でチェックを入れてチケットを突っ返す。 ・・・何? 「ちょっと今のどういうこと?何をチェックしたの?」 「今夜のマドラス行きの列車は満席。明日まで待つんだね」 あっさりと言いますけど、おじさん!ちょっとまだ事態が飲み込めないんだけど。。。 インドのシステムを飲み込めていない私たちと、システムを知っているおじさんとでは全く会話にならず、しばし押し問答が続いたが、話をしているうちになんとなく会話が見えてきた。 我々は3日前、バンガロールの予約窓口で「チェンナイまでのエアコン寝台のチケット2枚!」と言ってチケットを買った。 窓口のお姉さんは、「○×ルピー」と無愛想に答え、チケットを発券してくれた。 普通にチケットをくれたから勝手に席が取れた物だとばかり思ってたんだ、あたしは。 違ったの。なんと、キャンセル待ちのチケットだったんだ。 確かに、よ~く見ると席番号の横にWLの文字。 そっかー。Waiting Listだったのか。ちーーっとも気づかなかったよ(笑)確かに飛行機なんかのキャンセル待ちにはこういう記号書いてあるもんね。 でも、購入の時点でせめて「キャンセル待ちだけどいいの?」くらい聞いてくれればいいのになぁ(ここに日本の常識を持ち込んではいけない。外国なんだから)。 (つづく)
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