旅ナビ[たびnavi.] -旅のノウハウや海外旅行情報、旅行記や祭りレポートなど、海外が身近に感じる体験談サイト。 |
サイトコンセプト|リンクについて|サイトマップ |
![]() |
|
|
たびnavi.のTOP >
インド(スピティ編) > 第4話 私もまだまだひよっこだな・・・。(デリー) [概要: オールドデリー散策 その2] 第4話 私もまだまだひよっこだな・・・。(デリー)
クリケットを思う存分堪能し、再び私はデリーの町を歩き出した。 デリー門を通りすぎ、ラージガート、ラールキラー、チャンドニーチョーク、ジャマーマスジットと、旧市街をぐるっと廻って宿に戻る予定だ。 ラージガートは、あの有名なマハトマガンディーが火葬された場所。 とは言っても、遺灰はヒンズー教の教えに習って川に流されたので、あるのは記念碑だけである。
と、ここからあとは普通の観光スポットを廻った話なので、まとめてこちらからご覧下さい。 翌日の月曜日、帰りの飛行機のリコンファーム、両替、これから行く予定のレー行きの航空チケットの手配などデリーにいる間にすべきことを片づけていった。 レーは、インドの北部ヒマラヤ山脈に西部に位置する町。かつてはラダック王国の首都でもあった。 チベット人が多く住み、チベット仏教のゴンパが立ち並ぶ。インドの中のチベット世界のひとつである。 チベット人はレーだけでなく、ダライラマ法王の亡命政府のあるダラムサラやマナリ、シムラなどの町にも多く暮らしている。これらの町にも行くつもりだが、とにかくレーは山の奥深く。何があってもおかしくない。 まずは一番先に遠くまで一気に行ってしまおう。それが時間の限られた旅人の鉄則だと思っている。 「次の空席は8月12日だってさ」 手配を頼んだホテルのフロントにあっさりと言われる。オンシーズンであるレー行きのチケットが簡単に取れるとは思っていなかったけどね。でも、そこまで待つほど悠長にしてられない。レーに行きたきゃ、バスしかないか・・・。 それはデリーの北約400kmほどに位置するマナリという町まで行き、そこからさらにバスで1泊2日かけて山を登って行くルートだ。 中には、自転車や徒歩で行く旅人もいるらしいが、そこは世界一のヒマラヤ山脈。 余程の気力、体力が必要である(残念ながらワタクシはそんな根性持ち合わせておりません)。 「そう言えば、昨日、同じ宿に泊まってた日本人がマナリに行きましたよ。旅行代理店に行ったら夕方のチケットがすぐ取れたみたい。」 シバの祭りの大学生のその言葉に従って、教えてもらった代理店でチケットを買った。日本人が利用したと聞いていた安心感があり、値段を特に確かめもしなかったら、100ルピー多く払っていた(笑)(←第2話の例のチケットです) 「ちゃんと店の前に料金提示してあったじゃないですか!」 後日出会った青年に言われてしまった(笑)インドではちゃーんと支払前に確かめましょう。わはは。 夕方になり、チケットを購入した店の従業員に連れられ、別の代理店にやってきた。 そこはメインバザールの中間くらいに位置する、とあるゲストハウスの中にあった。どうやらここがチケット販売の大元だったらしい。 「私の買ったチケットの値段が高すぎるって聞いたんだけど、ホント?」 「あ、ホントだ!まったく、あいつら何やってるんだ!ホントはマナリまで250ルピーだよ。ほら、あなた以外はみんな250ルピーでチケット買ってるよ」 「後で絶対取り返してやる!」と息巻く彼はこの代理店の経営者R。 共同経営者である男性と2人で旅行代理店業務について3年ほど経つらしい。2人ともとても流暢な日本語を話す。 「学校とか行かないで自分で憶えたよ」 いきなりそんな自慢話をされても困るが(笑) ひらがなカタカナはお手の物。漢字もちょびっと書けるらしい。 (日本で買ったという、小学生用の漢字練習帳を持っていた) ちなみにこの代理店の事は「歩き方」でもほめてあったし、「旅行人」が置いてある店だったりもする。 日本語の情報ノートもある。 デリーに戻るころには持っている文庫本も読み終わっているだろう。旅行人の最新号でも見に来るかな。 30分くらい待たされた頃だろうか、ひとりの日本人男性(仮にAとしておく)がロビーに駆け込んできた。 「どうするの?今日行く?」 「いやあ、まだ迷ってる・・・。今からでも間に合うの?やっぱり行こうかな」 スタッフを言葉を交わすその男Aは20代前半くらいだろうか。 見たカンジ、しゃべり方からして軽薄そうで、何となく私とはそりがあわなそうなタイプである。 この時間に出るバスはマナリ行きとダラムサラ行き。そして、Aが登場したときには、すでにダラムサラ行きのバスは出発していた。 ・・・ということはこの人もマナリか。 ま、日本人がいた方が気楽かもしれないし。実は旅の達人かもしれないし。と思うことにする。 私と男Aは、Rに連れられマナリ行きのバス乗り場に向かって歩いていた。 「マナリまで行くの?へぇ。初ヤマ?」 「ええ、まあ」 どう考えても年下の、しかも初対面の男に何故ためグチきかれねばならんのだ!何が初ヤマだ! しかし、思わず愛想笑いで受け答えしている私。つくづく大人になったモノだ。 「マナリまで何しに行くんですか?トレッキングでもするの?」←何故か私が敬語 その会話を横で聞いていたRは首を左右に振った後、口元に何かをくわえる真似をしながらこう言った。 「あのお兄さんは"これ"しに行くんだよ」 げっ。そりゃー、ソリがあわないワケだ。この男とは根本的にインドに来た目的が違ったのだ! これとはいわゆる、ハシシの事である。 マナリはインドでも有名な景勝地。冬は雪が降り積もり、雪見客が押し寄せる。夏はトレッキングやキャンプを楽しんだり、私のようにラダックへ抜けるために訪れるツーリストがやってくる。 しかし、それは表向きの顔。周辺の山は、ハシシの産地としても有名なところ。 日本では手に入れることが難しいそれらのブツがインドでは簡単に手に入ってしまうのだ。 メインバザールを歩いているだけで、売人が私の耳元で顔色一つ変えず「マリファナ」などと小声で囁くような国である。 そういうのを目的にインドにやってくる人はこうやってたまにヤマに入るらしい。産地だから安く手に入るんでしょうかねぇ。よく知らないけど。 初ヤマって・・・そう言う意味だったのか。私もまだまだ青い。 それにしてもAの方も、「トレッキングでもするの?」の台詞を聞いて、ウマが合わない女だと思ったことでしょう。 だって私、くそがつくほどまじめだもん。ことそう言うことに関しては。
|
| ©1997-2011 tabi-navi All rights reserved. |