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  [概要: インドにもぞくぞく日本企業が進出中!]

 【余談】インドのお札は日本製?!

お金
 キーロンで入ったレストランで500ルピー札を出すと、お札を手に取った店員は、透かしたり裏返したりして隅々までお札をチェックし始めた。
 「500ルピー札は偽物が出回ってるから受取拒否をされるかもよ」

 偽札といっても、旧紙幣だけで新紙幣は大丈夫だという。

 新紙幣はすかしもあるし、斜めに傾けると500って言う文字が浮かび上がったりして、なかなかの印刷技術。 さらに色も綺麗で、紙幣の大きさも一緒(「当たり前じゃないか!」と思う方は移行後に中国編のチャイニーズマネーのところを見て下さい。)。
 確かにこれの偽札を作ろうとしたら相当の技術が必要だ。

「もし、旧紙幣を持っていたらどうすればいいの?」
「手触りとかで一応調べるけど、結局のところあまりよくわからないんだよ」


 心配の余り、旧紙幣は最初から受け取りを拒否する店も多いとか。

 ちょっと心配になり、宿に帰ると自分の所持金を全て調べてみた。山に入ったら日本円の両替は難しかろうと、デリーで大金を両替してしまったのである。
 たまたま私の持っている500ルピー札は全てガンジーさんの絵の入った新紙幣だった。 その後の両替でも100ルピー以下は旧札が混じるモノの、500ルピーの旧札はついぞお目にかからなかった。

 それにしても、インドのお札。電化製品や食料品のパッケージ、道路などのインフラなど、粗悪な品質なモノで溢れているのに、この質の良さは一体なんなのだろう?不思議に思ってはいたのだが、帰国後、とある本を読んで謎が解けた。

 インドの新しい紙幣印刷機は日本製だったのだ!

 世界の200カ国余りのうち、自国で紙幣を印刷しているのは日本を含めたったの60カ国程度(日本は当然として、インドも自国印刷組)。外国で印刷をすると、偽札が出回る可能性が高いから先進国は特にそうである。
 が、どういうワケか、印刷機はスイスにあるグローバル企業のほぼ独占市場なのだそうだ。

 なんせお金の事。慎重になるのは当然のことで「アメリカが使ってるなら間違いないだろう・・・」などと大国の右にならう国があったり、はたまたこのスイスの企業がライバル企業を買収したりして、他の企業が出て来れなかった。

 しかし、独占であるが故に印刷機の部品不足、故障の対応の遅延、機械の高騰などと、問題が噴出。
 その点を日本の大蔵省お抱えメーカー(小森コーポレーションという)が正攻法で突き、最終的にこのスイスのメーカーと一騎打ちの末に、落札!(実際には、ルピーの下落などの憂き目に会い、両者で1工場ずつになったそうだが)紙幣印刷の世界ではセンセーショナルなニュースだった。

 そして、この実績がモノをいい、小森コーポレーションには他国からも発注が舞い込んで来ているという。

 そりゃー当然でしょう。アメリカドルと日本のお札を並べて見れば一目瞭然である。やっぱり、日本の技術ってすごいのだなぁっっ。

 「インドのお金ってさー。日本のメーカーの印刷機を使ってんだってさー」

 気が付いたら、誇らしげに自慢していた(←単純バカ。お前が作ったワケじゃないだろう!)。いや、インド人も知らないことを知ってしまったから自慢したくなったのっ。

 そして先日、再び渡印した私の目の前で、そいつは日本人のおばちゃんに 「インドのお札は日本の機械で印刷されているんだよ!」と自慢していた。

 ふっ。私から聞いたネタのくせに!と鼻で笑いたくなったが、私が読んだ本の著者も私を鼻で笑っているだろう。

 目くそ鼻くそ。

- インド旅行記:インドの山の奥深く(ラダックはずれてスピティへ) 目次 -
プロローグ
第1話 けだるい彼との出会い
第2話 シヴァの祭りでメインバザールに行けない旅人
第3話 国民的スポーツはクリケットとカバディ
第4話 私もまだまだひよっこだな・・・。
 →【写真】オールドデリーの観光名所
第5話 マナリについたら雨だった・・・がーん
 →【余談】本当にでたインドの痴漢!ねぱり
第6話 断崖絶壁?を行く
 →【写真】インドの山道 (マナリ-サルチュ編)
第7話 自己主張もほどほどに
第8話 旅は道連れ。心は弾む。
 →【余談】インドのお札は日本製?!
第9話 そんなクリスに首ったけ
 →【写真】インドの山道 (マナリ-キー編)
第10話 風呂ナシ、飯ナシ、恥もナシ
 →【写真】カラチャクラフェスティバルのテント村
第11話 砂曼陀羅の儀式に法王現る。
第12話 ラルン、ダンカール、タボのゴンパ巡り(1)
 →【写真】ダンカールの写真館
第13話 ラルン、ダンカール、タボのゴンパ巡り(2)
第14話 ダライラマ法王見参!

第15話 幸せのオーラで世界が平和になるのだ
第16話 テント村の大道芸人
第17話 そして再び1人旅
第18話 英国調。なのに気分は温泉地
 →【余談】さらにインドの痴漢の話。今度はインド人
第19話 じじいのナンパに逃げまどうあたし
第20話 もーー、家族連れでも油断できないのか?
第21話 わんだふるアムリトサル!(その1)
 →【写真】スィクの聖地 黄金寺院
第22話 わんだふるアムリトサル!(その2)
 → 【写真】アムリトサルのローカル
第23話 何となくつなぎで寄ったデリーの1日
第24話 くりしゅなー・プレイス(その1)
第25話 くりしゅなー・プレイス(その2)
 →【写真】マトゥラーあれこれ
 →【余談】初めてインドでヒンディ映画を見た話
第26話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(1)
 →【写真】デリーの写真をちょこっとだけ
第27話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(2)
第28話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(3)
エピローグ

タグ:お札|インド|印刷機|小森コーポレーション|日本企業

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