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インド(スピティ編) > 第21話 わんだふるアムリトサル!(その1)(アムリトサル) [概要: アムリトサルは居心地が良くて嬉しかった♪] 第21話 わんだふるアムリトサル!(その1)(アムリトサル)
宿をさっさとチェックアウトした私はオートリキシャを捕まえ、グルラムダスサライに向かった。 グルサムダスサライは、スィク教の総本山黄金寺院の真ん前(敷地内ともいう)にある巡礼宿。 異教徒である我々外国人も無料で泊めて貰える(ただし、3泊まで)。 アムリトサルの住民でここを知らない人はいないのは当然として、 北インドに住んでいる一般のインド人の間でも結構有名な様だ。 黄金寺院は「不死の池」と言われる四角い池で囲まれている。 「子供の頃、足が悪かったの。だからお母さんに連れられて黄金寺院の池に行ったよ」 そういう彼はヒンズー教徒で、そのときにこの巡礼宿に泊まったと言う。 「無料だから行ってみなよ」って言われ、スィク教徒じゃないインド人も平気で利用する気軽さに興味をそそられていた。 外国人は有無を言わさずドミトリーというのに一瞬ためらったが(宿が空いているときは部屋を貰えるという噂)、昨日の宿に比べたら身の安全は保障される。 まともにドミトリーに泊まるのはこれが初めてのこと。緊張するなぁ。
アムリトサルは、パキスタンへ抜ける国境の町なので、アジアを縦断する旅人が必ず通過する。無料で泊まれるこの巡礼宿はそんな旅人のたまり場にもなっていた。その宿泊客のほとんどが白人なため、日本人はどうも所在なさげに縮こまっていた。目立たないので、日本人に気づいた時には立ち去る時だったりして、すれ違ってばっかり。 3ヶ月前にカンボジアの首都プノンペンのキャピトルホテルにいた兄さんに会ったのはびっくりしたが (3ヶ月かけてインドまで旅して来た彼と、3ヶ月後にインドにぽんと飛んできた私)、この人はカンボジアでラリっていたので、さすがに声をかける気にはなれなかった。 さて、さて。無事宿を移ったところで、早速アムリトサルの町をぶらつくことにする。 「アムリトサルはスィク教の聖地だから、ターバンを巻いている人で溢れ帰っているだろう」という私の勝手な思いこみはまたもや大はずれ。 確かにスィク教徒らしき人は多い。ターバンを巻いた男はわんさかいる。黄金寺院の周りなど、それこそターバンで溢れている(そりゃそうだ。巡礼者だもの)。 だけど、それでも町を歩いてみれば、半数以上は普通の格好をしたインド人である。そうか、そういうモノなんだ・・・。 がっかりすると言うより、自分の思いこみの激しさに笑ってしまいそうだ。 アムリトサルの人々の親切さ、人なつっこさにはものすごく驚いた。道を歩いてりゃ呼び止められ、チャイを一杯なんて言うのは普通。じっと地図とにらめっこしていたら、通りかかったリキシャのお客がわざわざリキシャを止めて降りてきて、道を教えてくれたりした。ええ~、あ、ありがとうございます~。 そして、たまたま道ですれ違ったベスパに乗った少年に、「お願いだ、僕と一緒に話をしてくれよ」って懇願されたときには激しく動揺した。実は、昼間に私を見かけたらしいが急いでいたそうで、「あああっ日本人!」と思いつつ一声かけて走り去ったらしいが(確かにそんなバイクがいたのは憶えている)、再び私を見かけて飛んできたという。 「僕の事憶えてる?昼間会ったでしょう?」「お願いだよ。そうだ!ソフティは好き?甘くて冷たくっておいしくて僕は大好きだ!一緒にソフティを食べながら話そうよ!」 いつもは暇なハズの私はこのとき人と約束をしていてとても急いでいた。 「人と約束してるの。遅刻しちゃうから」といって少年と別れたが、数分後に諦めきれずにベスパで追って来た。 「お願いだよ。5分だけでいいからっ!」って、泣きそうな顔をして言う。・・・何故そこまで? そして、子供に道ばたで出会えば必ず「ハロー」と握手を求めてくる。 「そんなことは何処に行ってもあるだろう?」とお思いでしょうが、その数が尋常じゃないのである。 どいつも此奴も必ずそうするのだ。それもものすごい笑顔付き。笑顔で挨拶、笑顔で握手を交わして、去っていく。 外人を見つけたらそうしなさいって学校で習ってるんかねぇ? とにかく観光客をひっかけようっていう意味もなく、近づいてくる人ばかりなのには驚いた。
午後になって、念願の黄金寺院(ゴールデンテンプル)へ。 黄金寺院はその名の通り、金でできた金ぴかの寺。寺院へと渡る橋の灯籠に至っては銀(と金)でできている。 そして、寺院と不死の池を囲む壁(城壁じゃないし、なんて言うのでしょう?)と床は大理石。 白大理石を基調にし、ところどころ黒大理石で模様を作り上げていて、「実はいい材料使ってんだぜ」っていうさりげなく豪華なところがいい。 金色のお寺が真ん中にこじんまりと建っているのがいい。金ぴかでも上品。金閣も真っ青(そうでもないか・・・)。 というわけで、午後一杯、そして、晩御飯の後もずーっと寝る直前までこの寺院の雰囲気に浸っていた黄金寺院の様子はここから写真でどうぞ。
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