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インド(スピティ編) > 第26話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(1)(デリー) [概要: 飛行機が飛ばなくて帰れなかった(笑)機体トラブル初体験。] 第26話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(1)(デリー)
マトゥラーからデリーに戻り、ほんの少しの間、デリー観光を楽しんだ。 映画を堪能し、夕涼みがてらにラクシュミーナーランヤン寺院に行ったりしてデリー最後の日を過ごしていた。 この日の晩、旅に出て初めて熱を出した。 原因は、マトゥラーで扇風機に当たり続けて風邪気味だったところに、汗だくの状態で映画館に入り、今度は冷房で冷やされたからである。風邪を引いて当たり前。 ちょっとホームシックにかかったけれども、帰る直前でちょうど良かったかも。人間やっぱり病気になると弱気になるなぁ。 さて、いよいよ日本に帰る。町から空港にたどり着くとチェックインカウンターへ向かった。 エアインディアの地上スタッフは何故か「機内に持ち込める荷物はひとつだけ!」とこだわり続けるので、持っていたビニール袋に入れた土産物を無理矢理にザックに押し込み、仕方がなくザックを預け荷物にすることになった。 今思えば、もう一回り大きなザックでインドに来ていれば、ショルダーバックをザックにしまえて、晴れて機内持ち込み荷物を一つにする事が出来たのであった。それだけが悔やまれてならない。 搭乗ゲートの前には何人か日本人の姿があった。ちょうどお盆休みの最後の土曜であるため、家族連れやサラリーマン風の人が多い。そして日本企業で働いていて、お盆休みに帰郷したインド人の姿も多々見られた。 搭乗時間が来ると、普通にゲートを通り、普通に飛行機に乗り込んだ。(こんなことを旅行記に書くこと自体がばかばかしいくらいだ。) この飛行機はムンバイを出発して、デリーに立ち寄り、デリーからは成田空港に直行する予定で、ムンバイから既に乗ってきた乗客が1/3くらいいただろうか。多分、この中には行きの飛行機で隣だったケダールもいるはずである。 乗客の搭乗が完了したが、例によってなかなか飛行機は離陸しない。 その作業の遅さを補うかの様にジュースを配るスッチー。 今回は1人日本人スッチーも搭乗しているみたいで、忙しそうに走り回っていた。 飛行機に搭乗してから既に30分以上が経過していた。 さすがにこれはどうしたモノかと、客はざわつき始める。 すると、「遅れてすいません」と一言だけ謝罪のアナウンスが入った。 状況説明もないまま謝罪だけされてもねぇ。まあ、エアインディアだしー。と変に納得してそのまま待機(待機するしかないのだけど)。 搭乗から1時間が経ち、再び機内アナウンスが入った。 「エンジン部分に故障が発見されました。只今、損傷箇所が修理可能かどうか調べております。 お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、今しばらくお待ちください」 ちょ、ちょっとまて! あ、あっさり言うけど、あなた。エンジンですよ?エンジン。 と、飛ぶんかい!?っていうか、大丈夫なのか~? そして、搭乗から二時間後。 飛んでもいないのに機内食が出てきた。 30分くらい前からカレーのにおいが立ちこめて来ていたっけかぁ・・・。 「只今、機体を修理中ですが、みなさまには機内食をお楽しみ戴きます。 地上乗務員が精一杯やっていますので、ご了承ください」 おいおい。お楽しみくださいってアナタ。エコノミーはエンジンの真上なのでヒュイーィィィィインと電動工具の音が聞こえるのよ~。 ヒュイーィィィィインヒュイーィィィィインヒュイーィィィィイン ここまで来ると笑うしかない。 機内食も食べ終わってしまい、とりあえず乗客のお腹は満たされた。 エアインディアさん。餌を与えて黙らせようって腹だったかもしれないが、そうは行かない。 だんだん周りの人々の顔が怒りや恐怖でこわばってきているのがわかる。 ポーン 緊迫したこの状況に似つかわしくない軽い音と共にようやくアナウンス。 「機体の損傷はかなり深刻な状況であることがわかりました。 デリーの空港では現在修理が不可能です。 只今、ムンバイより部品を取り寄せていますので、離陸はもうしばらく後に・・・」 もう、勝手にしてくれ。 さらに1時間後。搭乗してから既に4時間。本当なら今頃はタイの上空当たりにいたのではないか? ポーン・・・機内アナウンスが入ることを告げるあの音。 ふっ、今更飛ぶとは思ってないよ、私は。 「先ほど申し上げましたとおり、故障は非常に深刻な状況であることがわかりました。 ムンバイから部品を取り寄せておりますが、修理に非常に時間がかかると予想されます。 只今エアインディアの地上スタッフがみなさまがオヤスミなるホテルをご用意いたしております。 準備が整い次第係員がご案内いたしますので、今しばらくお待ちください」 あーあーあーあー。だったら最初から案内してよ~~~。4時間も機内にいたのにぃ。 再び出国ゲートに戻された我々。 出国印を押して貰ったカウンターの前に集められ、デリーから搭乗した人とムンバイから搭乗したひとと別々に並ばされた。 カウンターの前まで来ると、搭乗券とパスポートの出国印にキャンセル印をぽんっと押された。 「出国取り消しかー。初めてだなぁこんなの。」と気楽に考えていたが、なんと、ムンバイから出国した人々はパスポートを取り上げられていた。ムンバイのイミグレで押した出国スタンプはデリーで取り消すことは出来ないんだそうである。 だから、本来ならは彼らはインドに入国してはいけないわけで、書類の上では不法入国で、特別許可が降りたホテルにのみ滞在を許されたという状況の様だ。。 「マジかよ~。俺のパスポート帰って来るのかなぁ?」 ん。どうなんでしょうね(←人ごと(笑))。 空港からホテルまではバスがピストン輸送で次々に乗客を運ぶ。行き先はファイブスターのアショカホテル! こんな事がないと泊まることなんかあり得ないホテルである。 空港でもたもたしていた私は運悪く旧館泊になってしまったが、早々とバスに乗った人はぴっかぴかの新館に泊まれたそうだ。 ちなみにこのホテル。エアインディアが連れてきた時点でもわかると思うが、政府の息がかかっているので サービスは悪いです。粗を探せばきりがない。お金払って泊まるとムカツクかもしれません。 (ただで泊まれる私は文句はございません) <つづく>
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