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インド(スピティ編) > 第27話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(2)(デリー) [概要: 飛行機ちっとも直りませ~ん。] 第27話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(2)(デリー)
食事はブッフェ形式だったそうだが、気が付いたら朝食の時間は終わっており、食べられかった。 ロビーには、 「エアインディアのお客様へ 12:00~○×レストランで昼食」 などと書かれた案内板があり、まだまだ飛行機が飛ぶ気配はない。 ホテルの高いお店を見て回っても時間の無駄だし、お腹が空いたのでホテルの外で食事をとることにした。 オートリキシャで南デリーの高級ショッピング街まで出ると、マクドナルドでマハラジャミールを注文。 マハラジャミールとはマハラジャマックとポテトとコーラのセットメニューのこと。日本で言うばバリューセットってとこで、マハラジャマックは日本のビッグマックに当たる一番ボリュームのあるバーガーである。 この国の大半を占めるヒンズー教徒は、シヴァ神の乗り物である牛を食べる事ができない。マクドナルドが得意げに主張する牛肉100%のハンバーガーなんて出せないわけで、だからこの国のハンバーガーは牛肉は0%である。 肉は羊を使っており、中身が違うのにビッグマックと言うわけにもいかないから、その名もマハラジャマック! 「なに、ハンバーガーくらいで気取ってるの?」と言うなかれ。 ハンバーガーはかなり高級な部類に当たる。 確かミールが90ルピーくらいでしたが、肉入りの山盛りチョーメンなんかその半額で食える (例えが庶民的ですまない)。 そのマハラジャは、三枚のバンズの間にミートパテとレタスとチーズを挟み特製ソースをかけてあり、 お味は牛よりあっさりといったところでしょうか。まずまずでした。 「こんな状態でのんきにマックにいるのはきっと私だけなんだろうなぁ」 余裕かましていたが、さすがにインドに置き去りにされても悲しいので早々にホテルに戻った。 ホテルに戻ると、昼食の表示がティータイムに変わっていた・・・。・・・やっぱり全く飛ぶ気配がない・・・。 ほんとに食事だけは十分に準備されているようだが、それより、飛行機は一体どうなってるのよ! とりあえず、フロントに「タオルとかなくてシャワーも浴びれないじゃないか!」と文句を言うと、 「すぐに用意させます」と口調が事務的なだった割には、わりと早く部屋係がタオルと歯ブラシとシャンプーを持ってきた。やれば出来るんじゃないか!最初からそうしてよ。 「さーて、シャワーっ」と思ったら、今度は停電で、真っ暗闇でシャワーを浴びる。 ・・・私、何かした? 十数分経っても一向に停電は直る気配がなく、することもないので再びロビーに降りてみた。 案内板の表示は「エアインディアのお客様20時よりレストラン○×で夕食」となっており、 夕食が出るからには今日はもう飛ばない事がわかった。 夕食の時間にレストランに行ってみると、お盆を利用して来た二人のサラリーマンのお兄さんと相席させて頂いた。 1人は会社の人に嫌みを言われながらやっとの思いで1週間の休みを貰ってインドに来たそうで、 帰れないことにとてもショックを受けていた。 もう1人は、専門学校かなにかのお仕事の方で、「上司はいいんですよ。でも生徒に示しが付かない(笑)」と明るく笑っていた。 そうなのよね。日本ってたったの1週間の休みをとるのでさえ苦労するのよね。 自由旅行で来た人も多いが、パックツアーのお客も結構いたらしい。 日本旅行の添乗員など、下手に英語ができるものだから、自分のお客以外の人からも質問責めにあって気の毒であった。 「今日はもう飛ばないのかしら?」 「多分、今日は飛ばないと思う。でも、エアインディアさんの部屋が○○号室なので、そこに行ってみてください。詳しいことは直接聞いた方がいいと思います」 「でも、部屋にいないんだよなー」 そんなこと彼に聞いても困るだろうに・・・。 みんなどうしていいかわからないんだよねぇ。自分じゃ解決しようがないモノ。 私は人ごとのようにこの状況を静観していたが、遊びで来ている人はともかくビジネスで来ていた人もおり、そんな人達はこの状況で黙っているわけがなかった。 パックツアーの添乗員も含め、ガンガンに文句を言ってくれた人がいたお陰で、国際電話は2回まで無料になり、さらに滞在中の軍資金として1人500ルピーが貰えることになった。 私はまたインドに来ることがあると思ったので、余ったインドルピーを両替せずにそのまま持っていたが、当然、空港や町で使い切っていた人はたくさんいる。今更両替するのも何だし、かといってインドルピーがなければ外の電話屋に行って電話をかけることも出来ない(ホテルの電話など高すぎてお話にならない)。 そして、トラベラーズチェックはパスポートがないと両替出来ない。 パスポートが空港預かりになっているムンバイ搭乗の人たちは全く為す術がない。 最終的に食事だけでなくお酒も無料になったため、仲良くなった兄さんと一緒にビールを飲みに再び食堂へ行った。 「いやぁ、面白い状況になりましたねぇ」 浮かれていたのは私だけか?
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