旅ナビ[たびnavi.] -旅のノウハウや海外旅行情報、旅行記や祭りレポートなど、海外が身近に感じる体験談サイト。

サイトコンセプトリンクについてサイトマップ
たびnavi agoda 世界のホテルをオンライン予約
たびnavi.のTOP >  インド(スピティ編) > 第28話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(3)(デリー)
  [概要: またデリーに戻ってきているのは一体ナゼ~?]

 第28話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(3)(デリー)


アショカホテルからの夕焼け
最上階だったので眺めはよかった
 翌朝、4時に電話でたたき起こされた。

 結局、飛行機の損傷は部品交換すれば飛ぶなんていう状況ではなく、直らなかったらしい。
 でも、がんばってがんばって文句を言い続けた人がいたお陰で、今日バリに飛ぶはずだった飛行機が成田行きに回された(じゃあバリに行く人はどうなるのさ?)

 正規航空券を買っていた人が早々とJALやANAに乗り換えて日本に帰ったのが幸いし、 一回り小さな機体でなんとか対応出来たらしい。

 朝の8時過ぎ、その代替飛行機はインディラガンディー国際空港を飛び立った。

「この飛行機はデリーを経った後、バラナシ、カルカッタ、バングラディッシュのダッカ、中国の昆明・・・・を上空を通りまして成田に向かう予定です・・・」


 離陸してから5時間。睡眠不足の上に、機内食を食べていたため、うとうととしかかったそのとき、ポーン
・・・忌まわしき合図再び。

 「まさかねぇ・・・。」

 この音が鳴ると、おとといの忌まわしき記憶が蘇る。


「只今中国政府より、中国の昆明上空の飛行を拒否されました。 他の飛行ルートを探してみましたが、依然見つからず、当機は再びデリーに戻ります


・・・・なんだそれは~~~!!



 機内のあちこちから失笑が漏れる。
 特にインド人が「けっ。どうせこんな事だろうと思ったぜ!」とかなんとか言っている。

 そして、機内アナウンスが終わるなり、スッチーはビールを配布に回りはじめた。笑うしかない(笑)

「あのー。インドに戻るってどういうことですか?日本には戻れないの?」

 前の座席の女性が日本人スッチーに質問している。

「機長が日本大使館に連絡を入れて、みなさんを日本に迅速に輸送するようにインド側に交渉して貰ってます。最善の処置をしておりますので、すみませんが、連絡が入るまでお待ちください」

「あなたねぇ、それをみんなに説明しなさいよ!ただデリーに戻りますじゃなくて、ちゃんと機内にいる全員が納得するようにアナウンスしなさい!」

 怒り出す隣のおじさん。

「そうですね、すみません」と再びアナウンスを入れていた。

 そして、その直後、インド人スッチーから英語で業務連絡が入る。

「日本人スチュワーデス、日本人スチュワーデス。大至急ファーストクラスまで来なさい」

 ああああ、かわいそうに。日本語が出来る彼女は、この飛行機の苦情を1人で引き受けなければならないのだ。 ファーストクラスなんて、乗っているのお偉いさんだろうし、こっぴどくしかられるんだろうなぁ。

 デリーの空港に戻って来た私は、速攻で仕事中の上司に電話を入れた。

「・・・それでですねぇ、さらに中国上空の飛行を拒否されたそうでして、またデリーに戻っちゃったんです」
 おとといからの顛末をひとしきり説明すると、受話器の向こうからは聞こえたのは笑い声とこの台詞。

「でも、飛ばなくて良かったじゃない。飛んでたら落ちたかもよ(笑)」

 つくづく、自分は職場に恵まれていると思う。
 (ちなみに、先に出てきたお兄さんは上司に冷たく「ふーん」と言われ電話を切られたそうだ・・・(T-T))

 次の問題は機械的なことではなく、飛行ルートと飛行時間である。

 給油を済ませればすぐに成田まで飛べるハズだが、今飛ぶと日本到着時間が夜間になり、着陸不可能である。 だから、今度は日本到着時間が早朝になるようにここで時間調整をしなければならないとキタ。

 先ほどスチュワーデスさんがゆっていたように、空港には日本大使館の職員が来ており、状況を説明していった。

「今日の夜9時くらいにさっきの飛行機で日本に向けて飛びます。 機内食はもう出せないから食べたい人は空港のレストランで食べてください。勿論、無料です。」

「ちなみに、機長以下乗務員はここでみんな交代しますが、日本人のスチュワーデスさんだけは残ります。 インド人クルーは"時間外勤務はしない"って帰って行きました」


 ・・・そりゃー、飛行機の整備不良はクルーのせいじゃないですよー。
 でも、その理由があんまりだ。時間外勤務だからじゃなくて、「疲労が溜まると危険だから」とか他の理由を言えばいいのにねぇ・・・

 でも、日本人は代わりがいないモノねぇ。大変だなぁ。外資系勤務って。

 ・・・スチュワーデスを希望しているみなさんは考え直した方がいいカモ。


- インド旅行記:インドの山の奥深く(ラダックはずれてスピティへ) 目次 -
プロローグ
第1話 けだるい彼との出会い
第2話 シヴァの祭りでメインバザールに行けない旅人
第3話 国民的スポーツはクリケットとカバディ
第4話 私もまだまだひよっこだな・・・。
 →【写真】オールドデリーの観光名所
第5話 マナリについたら雨だった・・・がーん
 →【余談】本当にでたインドの痴漢!ねぱり
第6話 断崖絶壁?を行く
 →【写真】インドの山道 (マナリ-サルチュ編)
第7話 自己主張もほどほどに
第8話 旅は道連れ。心は弾む。
 →【余談】インドのお札は日本製?!
第9話 そんなクリスに首ったけ
 →【写真】インドの山道 (マナリ-キー編)
第10話 風呂ナシ、飯ナシ、恥もナシ
 →【写真】カラチャクラフェスティバルのテント村
第11話 砂曼陀羅の儀式に法王現る。
第12話 ラルン、ダンカール、タボのゴンパ巡り(1)
 →【写真】ダンカールの写真館
第13話 ラルン、ダンカール、タボのゴンパ巡り(2)
第14話 ダライラマ法王見参!

第15話 幸せのオーラで世界が平和になるのだ
第16話 テント村の大道芸人
第17話 そして再び1人旅
第18話 英国調。なのに気分は温泉地
 →【余談】さらにインドの痴漢の話。今度はインド人
第19話 じじいのナンパに逃げまどうあたし
第20話 もーー、家族連れでも油断できないのか?
第21話 わんだふるアムリトサル!(その1)
 →【写真】スィクの聖地 黄金寺院
第22話 わんだふるアムリトサル!(その2)
 → 【写真】アムリトサルのローカル
第23話 何となくつなぎで寄ったデリーの1日
第24話 くりしゅなー・プレイス(その1)
第25話 くりしゅなー・プレイス(その2)
 →【写真】マトゥラーあれこれ
 →【余談】初めてインドでヒンディ映画を見た話
第26話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(1)
 →【写真】デリーの写真をちょこっとだけ
第27話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(2)
第28話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(3)
エピローグ

タグ:インド|エアインディア|デリー|機体故障|飛行拒否

更新の励みになります。応援クリックよろしくお願いします。(^人^)感謝
にほんブログ村 旅行ブログへ 旅行・観光ガイド たびすまいる blogram投票ボタン
たびnavi.のTOP >  インド(スピティ編) > 第28話 ナメてんのかぁ~!エアインディア!(3)(デリー)