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  [概要: ディーヴで海沿いのホテルは都市より高いっ。]

 第3話 何処にでもいるやり手ばばあ(ディーヴ)


かちょり 【街角スナックかちょり】
インドの街角にはスナック屋台がたくさん。 日本だとスナック菓子として袋で売ってるものが街角で。
豆の粉や小麦粉の生地を揚げたものにソースをかけて食べる。 結構うまいから試してみてね。
私はジャンクフード好き♪

 アマダバードから乗車した寝台列車は、早朝、VERAVAL(ヴァラヴァル)の町に着いた。

 駅を出てみると数人の西洋人がタクシーと値段交渉をしている。彼らの目的地もどうやらディーヴのようだ。
 しかし、ここからディーヴまでは道のりにして80キロくらいはあるからか、シェアして乗るにしても値段が高く、結局タクシーは諦めたらしい。

 何故かその欧米人達と仲間のように連れ立ってバス停に向かって歩いていると、ちょうどディーヴに向かうミニバスを捕まえる事ができ、そのままバスに乗り込んだ。
 ヴァラヴァルからディーヴまでは所要約1時間、値段は24ルピーくらいだったはず(今回の旅は小遣い帳つけを途中で投げ出してました・・・すみません)


 ところで、ディーヴはグジャラートの南端にちょこんと突きだした11×3キロ程の小さい島である。
 1961年までポルトガルの支配下にあったとかで、フォートや教会など他のインドの町とはちょっと色合いが違う。見所といえば、博物館、教会、フォートくらいだろうか?でもまあ、ここに来る大抵の人は海を見に来たのではないか?(たぶん)

 今回、私がここに来たのは単なる成り行きで、確たる目的も何も持ってなかったし、とりあえずビーチに向かうことした。
 ディーヴの小さなバスターミナルに着くと、すぐに島の西南部にあるナゴア・ビーチ行きのバスに乗り換えた(これは5ルピー)。

 ナゴアビーチは全長1キロ程の小さなビーチだが、小さい上にたいして何もないから逆に人が少なくてくつろげる感じだ。砂はまあまあ白いし、海水も澄んだ水色をしている。
 ただ、ちょっと行くとすぐに岩場が現れ、その岩に海藻や苔が絡みついているのが一見汚らしくも見える。
 日本人の私は「これは食べられそうだなぁ」と思ったりしてたが、きっと海藻を食べると言ったらひんしゅくを買うんだろうなぁ(海藻は体にいいのよ~)。 電車の中で会ったインド人に魚介類を食べると言っただけですごい怪訝な顔されたし。

 彼らはパンジャブの方とかは内陸だし、海がないから魚を食べる習慣がないんだと言うのだが、インドの川魚はどうなんだろう?食べるの?
 とりあえず今まで綺麗な川は見ていない。そういえば釣りをしている人も見た覚えはない(←ガンガーも上流は綺麗と言うけどねぇ)
Diuの海
DIUの海。青いけど苔が多い

 ナゴア・ビーチ沿いには2件海の家というか、レストランがある。

 そして、そのうちの一件はガンガ・サガールという名のゲストハウスが経営しているモノで、さらにこのガンガサガールホテルの裏にプール付きの高級リゾートホテルがある。このあたりでは宿泊施設はこの二件のみだ。

 ・・・ということは、ビーチ沿いでパッカーが宿泊するのは当然このガンガ・サガールホテルになるわけだが、 ここのオーナーのおばさんがかなりのやり手。 他にライバルがいないモノだから、ここ数年で宿代はぐんぐん上がっているのだ。

 シャワー付きの部屋(ツイン)がなんと600ルピーである。 私が去年の夏に泊まったデリーの新築ホテルの倍! そして、そのデリーのホテルの方が設備は遙かにいいのだよ。

 シャワーを共同にすれば500ルピー。 さらに共同部屋(ドミというより、人とシェアする)だと半分って(そりゃそうだな)

「イヤだったら、他に行ってくれてもいいんだよ」

 くっ。足下みやがってっ。

 ビーチビューのホテルは他に一件もないから、私が泊まらなくたっていくらでも客は来る。 ここで値引きをしてまで客を捕まえとく理由などないのだ。

 数日後、家族でニューイヤーをビーチで迎えようと、インド人一家がやって来た。

「一晩で900ルピーだよ」←大きい部屋にエキストラベッドを入れて家族で使うつもりらしい

 父ちゃんは値段を聞いて絶句。 必死でごねていたが相変わらずおばさんは強気で、びた一文負けてはくれなかった。

 だってさ、よりによって年越しだもん。年越しを前に発つ私よりも立場は弱い。 子供達ははしゃぎっぷりとは裏腹に、両親はかなり落胆の表情で階段をとぼとぼ上がっていってたなぁ。

 がんばれ父ちゃん!バケーションから帰ったらまたがんばって働かなきゃ(←お前もだよ)

 で、私はどうしたかというと、粘りに粘って100ルピー負けて貰ったのだが(つまりシャワーつきの部屋が500ルピー)、ビーチ沿いを外せば島内には当然もっと安く宿泊できるホテルはある。だけど、最低でも200ルピーくらいはした。
 ナゴアビーチの入り口にはツーリストオフィスによる観光案内が出ていたが、そこに島中のホテルと値段、各地へのバスの時刻などが書いてあったのだ。(ガンガサガールの値段はしっかりRs.500~になっていた)

 宿の値段が高いというだけでまた町に戻るのも癪だし、最初にまずツーリストオフィスに飛び込んでいろいろと相談するのがベストかも。海が見たいだけなら他にも宿はあるはずだ。(多分、砂浜じゃなくて岩場だけど)



- インド旅行記:なんとなくグジャラート 目次 -
プロローグ
第1話 冬のデリーはなんだか胡散臭い
第2話 埃と排ガスとノイズの町
 →「アマダバードの名所」
第3話 何処にでもいるやり手ばばあ
第4話 彼女が水着に着替えたら?
 →「ディーヴの日常」
第5話 インドは広いな大きいな

第6話 ジミ~な年越し
 →「わりと充実?ジュナーガルの1日」
第7話 ローカル列車でごとごとたび
 →「聖なる山シャトルンジャヤのしょぼい写真」
第8話 ローカルバスでごとごとたび
 →「色気よりも食い気という言葉は私のためにある」
第9話 切符の買い方指南(裏技)
エピローグ

タグ:インド|グジャラート|ディーヴ

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