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  [概要: 海外での初年越しでーす。それがインドのジュナーガルです。]

 第6話 ジミ~な年越し(ジュナーガル)


ローカルバス 【ローカルバス】
イスはあまりクッションが効いてなくて堅い。シート幅も狭い。特に体がでかい人は長距離のるのは辛いかも。
時々バスステーションに寄るけど休憩はしないので、乗る前にトイレにだけは行っときましょ。

 さて、ジュナーガルである。
 この町は1947年のインド独立の時、ムスリムの領主はパキスタンへの帰属を望んだが、住民はヒンドゥが多数派だということで、インド領になったという興味深い町。ちょうどカシミールと逆パターンだ。

 どういういきさつで領主が折れたのかは知らないが、英断といっていいのかしら? パキスタンになってたらカシミールみたいに未だにもめてたのかも。

 ふとインドの地図を眺め回してみたけど、このジュナーガルって、半島のど真ん中(よりちょっと南だけど)の町よ?ここだけ穴のようにパキスタンだったらそれはそれで面白いっていうか・・・(人ごと)
 町に入るのにパスポートが必要になるもんね。列車なんかも町を迂回するように線路引き直しなければならなかったりして・・・。それともトランジットは見逃されて、ジュナーガルの駅で降りた人だけ入国審査?

 ジュナーガルの町は、バスターミナル周辺はアマダバードと同じく埃っぽかった。ただそれ以外はこの町の中心部はいたって小綺麗で、ウパルコート城塞へ続く石畳の坂道などなんだか趣深い。

 ここは歴史が深く、ヒンドゥとジャイナ教の聖地であるため、こじんまりとしていながらも外人が見たくなるような見所はたくさんある。

 町の東にあるギルナール山のジャイナ教寺院なんてお勧めかも・・・なーんつって行ってないんだけど。 ガイドブックも褒めてるし、町の人もやたらと奨めてたから時間と体力のある方は是非行ってみてください。

 で、いきなりですが、ジュナーガルの町の様子はここからどうぞ。


 ところで、ジュナーガルでは、ぱらぱらではあるがツーリストの姿を見かけるのだが、ほとんど欧米人なので、日本人の私は目立ちまくりである。
 アマダバードでも大注目され会う人会う人に話しかけられるし、小さな子供を連れた親父は「外人だヨー」とかなんとか、物珍しそうに私のこと説明始めるし、まるっきり芸能人状態であった。
時刻表
↑実は登ってる

 アマダバードで話しかけてくるのは地元の住民だから、話しかけられるくらいで済んだ。
 でも、ジュナーガルは歴史の古い町だからか、インド人の小学校の遠足(社会科見学)みたいな集団にいくつも出会い、そういう人たちに写真をせがまれたりする。

ウパルコート城塞の入り口付近
先生に絡まれた付近
 子供はまだいいが、子供そっちのけで先生が駆け寄ってくるのは如何なものか?

「ネパリ?」「ううん。ジャパニ」

 途端におろおろと落ち着きがなくなり、「写真に一緒に写って貰えないか?」って何でですか?

 ネパリとジャパニの見分けがつかないくせに~、何故に日本人の写真が欲しいのか?
 しかも、生徒が困ってるんですけど・・・先生!

 考えてみたら、ウチらもカナダに行ったとき、ゴンドラで一緒になったカナダ人と写真撮ったわ。 あれはその場のノリだったとはいえ、人のこと言えないって。

 でもね。インド人は日本人に妙に好感持ってるよなぁと思う反面、ホントにネパール人を見下してるんだなぁと思いました。あの場で「ネパリ」と答えたら興味なさげに立ち去ったんでしょう?

 そういう差別的な対応は児童の前で見せてはならんぞ、先生!

 それにしても、12月31日に遠足ですか・・・。学校の休みが違うんですね。(案外ボーイスカウトみたいのだったりして)


 唐突に話は変わりますが、今日は大晦日である。

 一年の最後の夜だから、せめてちょびっとだけビールが飲みたいなっ。 そう思ってホテルにお酒が飲めるレストランの場所を聞いてみたモノの「そんなところはありません」ときっぱりと言い切られてしまった。

「ここはグジャラートです。グジャラートはドライエリアなんです」

 そんなことは知ってますっ。でも、外人向けのホテルとかレストランとか特別に扱ってる店くらいあるでしょう? それともそれなりの手数料でもいるんですか?

「ですから、ないモノはないのです」

 うーん。確かにこのホテルもどちらかっつーと外人向けというより、インド人向けだしなぁ・・・。

 無理に掛け合ってもしょうがない。気を取り直して夕食に出かけた。

「もしかしたら、パンジャブレストランならノンベジでお酒も置いてるかも・・・。」という淡い期待を描いてパンジャブレストランを探すことにした。ディーヴではシーフード三昧だったし、そろそろ肉が食いたいところ。チキン~!

「パンジャブレストランならあっちにあるよ」

 人に聞きつつ向かった先には無情にも「ベジタリアン」の文字。・・・グジャラートで肉食おうとなんて思ってはダメかぁ。

 それでも悪あがきで「チキンないの?ビールないの?」と店員に食いついてみたけど、 「ありません。ここはグジャラートですから」とこれまたきっぱり言い切られた。

 周りを見渡すと、欧米人の集団を連れたインド人や外人ツーリストも結構多い。 内装も整っているし、そこそこ高そうなレストランなんだけど、それでもグジャラートだからお酒はない。

 まあ、大晦日だからなんとなく豪勢にしてみたかっただけであって、実際にそれほど酒が好きなワケじゃないからいいんだけどもね。一応、女だし(インドの女の人はあまりおおっぴらに酒呑まないみたいよ)。酔っぱらって何かあってはいけませんし。
パンジャブ料理
気が付いたら全部料理の色が赤かった

 頼んだ料理は、トマトスープに、ポーチドトマトに、ダルフライに、ハイダラバードブリヤニ。

「何がハイダラバードなの?」「ハイダラバード風と言う意味」

 それって、答えになってないんですけど・・・。

 十数分後、出てきた料理をみてびっくりした。全て赤かった。そして、全てトマトの味がした(笑)
 ハイダラバードブリヤニはカシューナッツが特徴らしい(そしてトマト味)。味のアクセントにはやはりコリアンダー。
 ポーチドトマトの中身はパニール、コリアンダー、そしてカシューナッツ。 どの料理も材料ほとんど同じである。

 しかし、ダルフライはうまかった。ダル系のカレーは、いつもあのぽやーっとした味付けが気に入らなかったが、トマトの酸味、油の加減、塩加減とうとう、バランス良くしっかりと味付けがしてあって素直にうま~いと思える代物(とりあえずトマト味)
 私ってはっきりと味付け濃いのが好きみたい。

 ノンベジだけどガツンと味が濃厚で大満足! グジャラートのご飯に飽きた人は行ってみて。って、そう言いながら店の名前もおぼえてなければ住所もわかりません。

 えーっと、ウパルコート要塞に向かったときにMGロードをずーっと右に行った先の5差路のちょっと先の交差点を右に曲がってすぐに左手。建物の右端の二階!

 ・・・とりあえず、この辺りはホテルも多いしちょっとした繁華街なので、近くで誰かに聞いてください。(テキトウでごめんなさい)

- インド旅行記:なんとなくグジャラート 目次 -
プロローグ
第1話 冬のデリーはなんだか胡散臭い
第2話 埃と排ガスとノイズの町
 →「アマダバードの名所」
第3話 何処にでもいるやり手ばばあ
第4話 彼女が水着に着替えたら?
 →「ディーヴの日常」
第5話 インドは広いな大きいな

第6話 ジミ~な年越し
 →「わりと充実?ジュナーガルの1日」
第7話 ローカル列車でごとごとたび
 →「聖なる山シャトルンジャヤのしょぼい写真」
第8話 ローカルバスでごとごとたび
 →「色気よりも食い気という言葉は私のためにある」
第9話 切符の買い方指南(裏技)
エピローグ

タグ:インド|ジュナーガル|ドライエリア|パンジャブレストラン|年越し|禁酒州

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