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インドとフンザ編 > 第10話 フンザドライブのすすめ(ギルギット-パスー) [概要: ちょっと贅沢ですが、車をチャーターするのも楽しいですよ。] 第10話 フンザドライブのすすめ(ギルギット-パスー)
ひたすら寝ていたからか、いくらか体調が回復していた。 このままここに留まる理由はない。二階にあてがわれた薄暗い部屋からでると、この宿でケイコさんの片腕として働いているゲストハウスの従業員にばったり出くわした。 「大丈夫?」 「うん。まあまあ。でも、ローカルバスでの移動はやめとく。ジープ頼んで良い?」 「よし、俺に任せとけ!」 ものすごい勢いで走り去る彼を待つ間、私は旅の友を物色した。 私がここに到着したときは、たまたま長期旅行の若者が多かった。 時間の余裕のある彼らは、フンザの田舎町や山の中を気まぐれに何度も何度も行き来していた。 疲れると、まともな食事が恋しくなると、パッパが吸いたくなると、下に降りてきてしばらく充電する。 そして、この町でのだらけた生活に飽きると、また気まぐれに移動を始める。 そんな彼らを誘ったところで乗ってくるワケがない。私だって時間的制約のない旅行をしたいのは山々だが、社会人である以上それは出来ない相談である。 そう言うわけで旅先で旅の友を見つけられるかどうかは、タイミングと運が必要だ。 彼らのような長期旅行者を除くと、他には今朝ギルギットについたばかりでへとへとの中年ご夫婦や(これからトレッキングにでると言っていた)、フンジャラーブ峠を下ってきた、つまり逆ルートをたどって来た人ばかり。 「うーん、1人でジープは心配なんだよな~。どうせ運転手は男だし。。。」 病み上がりで体力がないので、いざというときナニを蹴り上げて逃げる勢いは残ってないだろう(思えば、最初の印度旅行の時は元気いっぱいだった)。 「ケイコさん。私も今日チェックアウトします」 背後から聞き覚えのある声がした。 この声の主はS美さんといい、長期旅行中の30代の女性。私が一昨日、夕食を共にしていた相手だ。 東南アジアから始まり、インド、パキスタンと渡ってきた彼女だが、年が近く、飾らない風体からか、初めて出会ったとは思えないほどうち解けていて、お互いの身の上話までしてしまっていた。 そっか、彼女、今日移動するってゆってたっけ。 「S美さん!カリマバード行くんでしょ?1晩私に付き合ってからにしない?ジープ代はおごる!」 「ええ~?確かにどうせヒマだけど。いいのかなぁ?・・・もしかして私凄くラッキー?」 ケイコさんにも援護、援護をお願いし、旅の友を見事確保したのは午前11時過ぎ。こうして私は、やっとギルギットを発った。
「なんで、日本人はツーリストコテージに集まるの?他に良い宿いっぱいあるのに・・・」 町でこう聞かれたとき、「日本人は英語が下手だから日本語が通じる宿を選ぶんだよ」なんてテキトーに答えてたけど、たったそれだけの理由じゃお客は来ないよね。 きめ細かい心遣いがとても印象に残った旅でした。(まる)←って終わってどうする。 ところで、車をチャーターすることについて、一つ。 「自分の好きなように旅ができるとゆったって、どうせ運転手がわがままだし、ろくに見るとこもないし、移動が楽なだけでたいして意味がないのではないか?」 思えば、今まで、いろんな運転手に振り回され続けてきたので、ちっとも期待を持っていなかった。 電車やバスが整っている都市間を移動し、都市を観光する場合、車をチャーターするのは金の無駄と言っても言い過ぎではないが、こういう山奥に来ると、車は実に便利だということを改めて認識した。
ほんでは、道々の様子はこちらからジャンプと言うことで。(なんか、内容のない日記になってしまった。ごめんなさい)
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