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フィジー(島巡り編) > 第7話 タイが微笑みなら、フィジーは笑顔の国。(ナンディ - ラキラキ) [概要:フィジー上陸。入国早々、島ののんきな気質と親切にただビックリした。] 第7話 タイが微笑みなら、フィジーは笑顔の国。(ナンディ - ラキラキ)バンコクで二泊した翌朝、私はフィジーに向かっての遠回りな飛行機に乗りこんだ。フィジーは、日本を中心にして、インドと線対称の位置にある。つまり、時間はプラス3.5時間。日本からの飛行時間は8時間ほど。バンコクからの直行便があればいいのだが、国内に綺麗なビーチがあるタイ人が、わざわざフィジーになんて行かないだろう。だから、一度、日本方面に戻らないといけないの。 26日の早朝、私を乗せた大韓航空は、ナンディ国際空港に着いた。 今回の旅行では、ビジレブ島以外の島に渡りたかった。いわゆるリゾートとはかけ離れたところが見たい。 「ナンディに1泊しても意味ないしなぁ。行けるとこまで行くか」 まずは島の反対側にあるナナヌイラ島を目指すべく、空港を後にした。
「バスは2時までないわ。私はこれからタクシーでバに向かうけど。バからタブアまで乗り合いタクシーに乗ってタブアまで行ってから、バスに乗り換えるといいわよ」 別に急ぐ旅でもないしここでバス待ってるほうが楽かな。その方がお金もかからないし。 「わかりました。ありがとうございます。じゃあ、私はバスを待ちますね」 私のその台詞を聞くとおばさんは困惑した顔をした。そして、自分はバに向かうと言っていたのに、なぜか私の隣に座り込み、じーーっとしている。「ええと、私はバスを待つので、どうぞバに行ってください」そう言っても、動こうとしない。なんでーー? しばらく、おばさんの行動が理解できずにぐるぐると考えていた。しばらく考え込んだところでようやくおばちゃんが何を考えているのか意味がわかった。もう、気を遣わなくていいのに~。 おばさんは、一度道を聞かれた行きがかり上、私を1人でほおっておけなかった。 私は1人でこうやって旅するのは慣れていたし、バスを待つのは全く苦にならなかったのだが、おばさんにはそんなことはわからないし、そのままほっぽるのは自分的に許せなかった。とそんな所だと思う。 「やっぱり、乗り合いタクシーでバまで行きます。その後、タブアまでの行き方を教えてくださいね」 そう言うと、おばさんは満足そうな笑顔を浮かべた。 「勿論、OKよ。さあ、タクシーはあっちだから、行きましょう」 タクシー乗り場で、バ方面へ向かうタクシーを捕まえた。ラウトカからバまでは車で30分ほど。乗り合いタクシーで2ドル(フィジー$)。確かにおばさんはタクシーで帰りたかったに違いない。バスを待つメリットがない。 バでタクシーを降りると、今度は運転手とおばさんの二人がかりでタブアに行きのタクシーを捕まえ私を乗せた。 「いい?この子をタブアのラキラキ行きのバス停で降ろしてちょうだい。頼んだわよ」 そう言って、おばさんは町の中へ笑顔で消えていった。 なんていうか、道を親切に教えてくれたり、ちょっと案内してくれたり、ってのは、旅をしているとしょっちゅうある(私が人に道を聞きまくるからでもあるのですが)。自分も日本で道を聞かれたら出来る限りの英会話を振り絞って答える。 でも、そのときは、「このバスに乗って」とか「あっちです」とか、その場で答えておしまいで、自分の用事をなげうってまで人に親切にはできない。日本ではなんとなく忙しくしてるしなー。 それとも、よっぽど危なっかしかったんだろうか・・・。うーむ。複雑。
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