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フィジー(島巡り編) > 第8話 けんかをやめて~っだ。(ラキラキ-ナナヌイラ島) [概要:島に渡るために食材の買い出し。ドライバーがだぶり、大もめに・・・。] 第8話 けんかをやめて~っだ。(ラキラキ-ナナヌイラ島)親切なおばさんのアドバイス通り、タクシーとバスを乗り継いだ私は、ラキラキの町までやってきた。タブアの町では長いことバスがくるのを待ち、結局ラウトカで2時間後に出てくるバスと同じだったくさいとか、バスを待つ間に変なナンパやろうインド系フィジアンに絡まれたとか(こいつは、あまりに周りの女の子に絡むので、みんな逃げていってしまった。私は逃げる場所がないしさー。)、まあ、そんなことはおばさんには言わないでおく。ラウトカで待ってても一緒だったってことで。 バスを降りると、群がってきたタクシードライバーの中から1人のインド系青年を選び、町はずれのホテルに向かった。町の中心には数件のショップがあるのみで、宿泊施設はないのである。 「オッケー、ラキラキホテルね。ところで明日はどこまで行くの?ナナヌイラ?」 観光資源の余りないこの町は、大抵の観光客はナナヌイラ島に渡るのだと思われる。 「たぶんそうだと思う。明日の朝、島に電話してから決める」 何も考えずにそう答えた。しかし、このときは、これが翌日のトラブルの引き金になるとは思いもしなかった。
宿をチェックアウトし、「さあ、歩くか、タクシー呼ぶか」とフロントに相談しかけた時、「ハロー、マダム」 と、背後から聞き覚えのある声がした。 立っていたのは昨日の運転手。頼んでもいないのに勝手に迎えに来ているではないか。 「ナナヌイラに行く前に買い出しするんでしょ。町を経由して埠頭まで10ドルでどう?」 迎えに来てくださったことは非常に助かる。しかし、私、約束してないよね? 「ま、いっか。あとで考えよ。町まで乗っけて欲しいし。」 そんな軽い気持ちで、車に乗ってしまったのが大間違い。 この後、スーパーで鉢合わせした迎えの男とこのタクシードライバーが大げんかを始め、やれ、オレが先に雇われただの、俺はナナヌイラのロッジから頼まれただの大声でまくし立てるわ、私の荷物を奪い合って、二台の車のトランクを行ったり来たりするわ、その辺にいる人を捕まえて自分の正当性を主張しまくるわ、二人ともどこからどう見てもインド人そのもの。インド系三世くらいになっても、根本的な気質は変わらないみたいだ。 もはや収集がつかなくなり、スーパーのレジのおばさんまで出てきて、私を説得にかかった 「あんたは宿からここまでのタクシー代F$1.5を払って、迎えの車に乗りなさい。それでいいのよ」 あれ?昨日、2.5ドル払ったなぁ。って、この際、それはどっちでもいいっ。 「あいつは一体いくらで君を送るって言ってるんだ?10ドル?じゃあ、こっちは8ドルだ!」 宿の買い出しのお金貰ってるんじゃないの~?タクシー代二重に取ろうとしている君こそずるいじゃないか。 「彼も8ドルでいいって言ってるし、めんどいから向こうに乗るよ」 「じゃあ、7ドル」 気がついたら値段交渉になっており、送迎君と揉めてるうちに再びレジのおばさんが仲裁に入り、 私は宿の主人に利用されているんだか、迎えの運転手に利用されているんだかさっぱりわからなくなった。 最終的には流れで、宿からの迎えの車に乗った。 タクシードライバーは、「せっかく掴んだ客なのに・・・」と言わんばかりで、宿の刺客を泣きそうな目で睨み付けていた。思わず、気の毒になってタクシー代を弾んでしまったよ。 観光客や人口の多いアジアでは、供給過剰で客の奪い合いになるが、こういう小さな島の中にある小さな町だと、客自体が少なくて、私1人が、ドライバーにとっては死活問題になってくるのかも。 なんとも、後味の悪い始まりになってしまった。
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