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  [概要:スバから小さなプロペラ飛行機に乗ってタベウニ島へ。素朴な離島っぽい。]

 第11話 ガーデンアイランド タベウニへ (スバ-タベウニ島)


フィジーの首都スバに二日滞在し、飛行機でタベウニ島へ向かった。
Kさんとはここでお別れ。彼女は一足先に船でスバからバヌアレブ島へ。例え彼女がこの後タベウニに来たとしても、そこはゆっくり長期旅行中。もう再会することはないだろう。ここからは1人だな。きっと。

フィジーの中心地は、今まで滞在していたビジレブ島だ。インフラの整い方などダントツに良く、この島と周辺のリゾートアイランドを巡るだけの旅ではさほど不便を感じないと思う。
しかし、この島を出るとなると話は別で、船は毎日出ていない上に、しばしばダイヤが乱れる。飛行機は船に比べて使いやすいが、値段が高いのはフィジーでも同じ。でも、時間の限られた旅をしているとどこかで飛行機を使わざるを得ない。運が良ければ、船だけで旅が出来ると思うけど。

この国の休暇の事情や経済状況がよくわからない私は、フィジー入国と同時に観光局、旅行代理店に飛び込んでいた。
同じ南太平洋に浮かぶニューカレドニアでは、正月は現地人の移動が激しく、何ヶ月も前から手配しないと離島には行けないと聞いていた。フィジーも同じ状況だったらちょっと困る。

「この先1週間、この国の休日はいつですか?」
「タベウニ島はお正月ってホテルは一杯になるの?」
「最新の船と飛行機の時刻表を見せてください」


立て続けに質問を浴びせかける私に、観光局のにいさんは淡々と答えた。

「休日は、クリスマスと正月。泊まるところはゲストハウスが何件かあるよ。時刻表は、そこに貼ってあるのが最新。」

今思えば、「大丈夫なの?島に行ける?ゲストハウスが満室になったりしないの?」と食いつけば食いつくほど、お兄さんはぽかーんとした顔をしていた。12月31日。日本では帰省ラッシュで大混雑の空港も、ウソのように静か。搭乗手続きを済ませ、つれて行かれた飛行機は、シート数20くらいの小型プロペラ機。搭乗口は一カ所しかなく、パイロットもコパイも客をかき分け登場する。もっちろん、キャビンアテンダントはおりません。
そして、こんなに小さい飛行機なのに、乗客はたったの4人。心配して損した・・・ん?この状況だと違うことが心配かも。飛行場からの足ってあるのだろうか?

「タベウニは何回目?あの島は素晴らしいよ。ビューティフル」
「なんと言っても機内からの景色が最高だ。ほら、ガーデンアイランドが見えてきた」

飛行機で一緒になったニュージーランド人夫婦は、タベウニ島に来るのは十数回目。

「タベウニではどこに泊まるの?僕は知り合いのとこ。迎えに来てくれるんだ。」

うーー。いざとなったら私は歩くもんっ。
プロペラ機
【タベウニ行きのプロペラ飛行機】

機内
【機内はこんな感じ】

ガーデンアイランド
【ガーデンアイランド、タベウニ】

タベウニ島は、椰子が広がる美しい森や透き通った水がさらさらと流れていく小川、湖の畔に咲き誇る花など、その美しさから、別名ガーデンアイランドと呼ばれている。
小さなプロペラ飛行機の高度はほんの数百メートル。離陸してから20分ほどで、その美しい島が目前に迫る。 一面緑に覆われたその島をぐるーーと一回り。島は人の手で手入れされたかのように整然としており、時々切れた緑の隙間には大きな滝が水しぶきを上げている。
日本の国土も恵まれていると思っていたが、この国も負けてない。それどころか日本の本土は公害だらけだもんなー。

ガーデンアイランド。きっかけは、単なるノリだったけど、ちょっと楽しみになってきた。

【フィジー(島巡り編)旅行記 目次】

フィジー旅行記 世界で一番早い新年を! プロローグ
第1話 旅は徒然。連れ連れ。(バンコク)
第2話 まずはクロンヤイでぷはーです。(クロンヤイ:カンボジア)
第3話 ココンの国境ひ~らいた。(1)(ハートレーク、ココン:カンボジア、タイ)
第4話 ココンの国境ひ~らいた。(2)(ココン:カンボジア)
【写真集1】ココンで1日遊びました (ココン:カンボジア)
第5話 ええっ、罰金?! (ココン - バンコク:カンボジア)
第6話 夜中の一人歩きにご用心。(バンコク:タイ)
第7話 タイが微笑みなら、フィジーは笑顔の国。(ナンディ - ラキラキ)
第8話 けんかをやめて~っだ。(ラキラキ - ナナヌイラ島)
第9話 強風吹き荒れるリゾートしま。(ナナヌイラ島)
【写真集2】ナナヌイラ島で3日遊びました。(ナナヌイラ島)
第10話 スバのドミトリーでのいろいろ。(スバ)
【写真集3】スバ近郊散歩。(スバ)
□第11話 ガーデンアイランド タベウニへ。(スバ-タベウニ島)
第12話 離島で無料でヒッチあり?(タベウニ島)
第13話 世界で一番早い新年を。(タベウニ島)
第14話 フィジアンのお正月を写そう。(タベウニ島)
第15話 タベウニ島を歩いてみました。(タベウニ島)
【写真集4】ガーデンアイランド・タベウニ島(タベウニ島)
第16話 なぜ君がここにいる・・・。(ナンディ)
エピローグ (ソウル、日本)

■旅の履歴:フィジー個人旅行 2002年12月~2003年1月

タグ:スバ|タベウニ島|フィジー旅行記|小型プロペラ機|搭乗

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