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フィジー(島巡り編) > 第14話 フィジアンのお正月を写そう。 (タベウニ島) [概要:スタートは踏んだり蹴ったりの正月もロボ料理をごちになって超ごきげん。] 第14話 フィジアンのお正月を写そう。 (タベウニ島)元旦。日本にいたら、今頃「正月くらい起きろ~」とたたき起こされて、雑煮でも食ってる頃だろう。 今年の私は結構惨めったらしい。 「ディナーの後はニューイヤーパーティーに連れて行ってあげるよ」と言ったここの息子は、ふてくされた私を置いてパーティーに出かけた。そして、ご帰還は真夜中でだからだーーれも起きてこない。 息子が起きないと発電機を作動するものがいなくて、だから真っ暗のままなのよね。ここ日当たり悪いから。 「ああ、もうっ。気分悪っ。宿変えよ~」 部屋を出たら今度は高さが2メートルはある門がぴっちり閉まっていて、どこまでも頭に来る。わかったよ。よじ登ればいいんだろ。 外は晴天。実にすがすがしい日だ。陰気くさい部屋から出、門をよじ登って・・・まるで脱獄だし。 まずは隣のカンバズモーテルに行ってみる。辺りはしーんと静まりかえり、人の気配がない。 おまけにここも門がぴしゃりと閉まっていて、中の様子もうかがえない。客がいなくて営業してないのかも。 次に公衆電話から別のリゾートに電話。「ごめんなさい。今日は満室なの」。いとも簡単に振られがっくり項垂れた。やっぱり、そこそこのレベルの宿は予約客で一杯なんだよね。お正月だもの。
「わかった。ホテルまで送るよ。今日は酔っぱらいが多いから歩いて行っちゃだめだよ」 確かに今朝方もパリーーんとビール瓶が割れる音が遠くに聞こえてきた。それに実はさっき1人で道を歩いていたら警官に保護されたんだよね。川から落ちた酔っぱらいの救出に行くと言っていたが、親切半分、職務半分で、パトカーでホテルまで送ってくれたのだ。日本人の私はただでさえ目立つのに、さらに今日みたいな「酒を飲んだら無礼講」という雰囲気の時じゃ絶対に絡まれるもん。 「ところで、今日は正月だからロボをしてるんだよ。だから荷物を置いたらまた戻っておいで」 チェックアウトすると言っているのにもかかわらず、正月の宴会に誘ってくれた。ロボ料理とは、南太平洋で食される伝統の蒸し料理。時間も手間もかかるので特別なときのごちそうだ。高級レストランに行けば、観光客向けに特別メニューとして出していたりするが、でも、タベウニで高級レストランに行くつもりはなかった。だからちょっと気が動転。 「え、え、え?いいの?参加して?」 「勿論。だから早く荷物を置いてこよう」 うわーー、感激♪ものすごく嬉しい。反面、チェックアウトしてしまったのが大変申し訳ないのだが、もう気にしてもしょうがない。ロボ食べたい。ここで遠慮してなる物か。 この日の昼食は、アットホームなフィジアンの正月に混ぜて貰い、オーナー一家やその友達に囲まれ楽しいのなんの。昨日の落ち込みから比べるとものすごい上昇だ。 では、そのロボ料理の様子は、別ウィンドウで詳しくどうぞ。
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