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  [概要:予期せぬ再会。島ってやっぱり狭いんですかねぇ。]

 第16話 なぜ君がここにいる・・・。 (ナンディ)


タベウニ島で数日過ごし、飛行機にてナンディに戻った。
正直、これほど長い間タベウニに滞在する気は無かった。2,3日滞在し、船でナンディまで一気に戻るつもりだった。
しかし、フェリーの思わぬ予定変更で飛行機を取らざるを得なくなったのだ。しかも、この日の夜中にはソウルに向けて飛ばないといけない。・・・・ぎりぎりだ。

ナンディ行きの飛行機は行きと違ってほぼ満席だった。リゾート地に近いナンディは国際線の主な就航空港。それを考えれば当然のことかもしれないが。
1時間の飛行時間で無事ナンディの空港に降り立つと、まずは近くのホテルのドミトリーへ。夜にはここを出るのでドミトリーで充分。荷物を置いてナンディ散策にでかけた。

まずは最終日ということで、ナンディの最高級ホテルシェラトンの中にあるステーキハウスに向かう。
肉=豪華な食事という浅はかな考えだったが、肉のあまりの厚さと付け合わせのクリームポテト、チーズトースト、パイナップルジュースのあまりの多さに完敗。一生懸命食べたのに全て平らげることはできず残してしまう羽目に。
考えてみると私は肉の塊がそれほど得意じゃなかったのだった。アメリカンタイプのステーキはキツイ。

続いてそのままタクシーに乗って、同系列ホテルのプライベートビーチを散策してきた。ずっとバックパッカーが巡るルートで回っていたので、高級ホテルの様子をのぞいてみたかったのもある。

ビジレブ島は火山島なだけにビーチは綺麗では無いはずなのに、真っ白な白砂ビーチを備えていた。
しかし、波打ち際に出てみれば白砂の下に真っ黒な砂が見え隠れしていて、「ははーーん。砂運んできたな。」と思わず独り言が漏れた。まあ、ウソ物でも、泊まっている人が満足できればそれでいいのだけども。

高級リゾートホテルの雰囲気を一通り見物したところでナンディタウンに向かった。町に来たのはネットカフェが目的。タベウニ島ではネットなどあるわけもなく、1週間貯まったメールが気になったのである。

食事、高級ホテル、ナンディタウンと大忙しでナンディを周遊した1日。バスを拾ってホテルに帰ろうとバス通りをてくてく歩いていた。いつくるかわからないバスをただ道路で待つのは落ち着かず、少しでもホテルに近づきたかったからだ。
しばらく歩いたところで向かい側から観光バスがやってきた。このバスはリゾート島へ行った人をマリーナから送迎するバスで、私も数ヶ月前に乗ったものである。

「それよりローカルバス来てよ。ローカルバス~。」

1人で外国をぶらぶらしていると独り言が多くなる。くそ。このまま数キロ歩くのか?

するとだ。背後から誰かが私を呼ぶ声がした。こんな所で知り合いに会うとはとうてい思えない。ナナヌイラで一緒したKさん?
訝しげに思いながら振り返ると、なんとそこにはスバのドミで出会ったインド系オーストラリア人のS氏がいた。
・・・え、ええ~?


「こんなところで会えるなんて!今のバスに乗っていたんだ!」
プライベートビーチ
【カドーズの強烈ステーキ】

プライベートビーチ
【シェラトンのプライベートビーチ】

ディワリセール
【やっぱディワリも祝うよね】

愛しの彼女
【愛しの彼女】詳しくはclick↑

「君は昨日、船でラウトカに戻るって言ってたろ。船の到着時間にマリーナで待ってたんだ」
「だけど、待てども暮らせど君は現れなくて、君の名前を呼びながら大泣きしてしまったよ」

ええ何で?約束したわけでもないのに~。

「仕方ないから今日は1人でリゾートに行ってきたんだ。そしたらバスの中から君を見つけて・・・。とっさに降ろしてくれ~って叫んで、降りてきたんだよ」

その後も彼は大興奮で暴走しっぱなし。食事を一緒しようと言われても今腹一杯にステーキを食べてきたとこ。 ホテルに帰るといえば、タクシーで送るという。「バスよりタクシーの方が早くて快適だ」って大きなお世話なんだよぅ。私はバ・ス・に・乗・り・た・いのだ。
そして、そんな矢先にぶーーっとローカルバスが通り過ぎた。あー、もうっ!

言い争っている間にタクシーに乗らざるを得ない状況に追いやられ「ホテルまで送る」どころかホテルの中まで入ってこられた。「ついてこないで欲しい」と言っても勝手についてきて、終いには「彼を部屋に入れられては困ります」とフロントマンに私が怒られる始末。

フロントマンが見せたあのときの白ーーい目。あれが忘れらない。

再三言っている通り、フィジーにはインド系の民族が非常に多い。このシチュエーションは、どこからどう見てもその辺で引っかけてきた男を連れ込もうとしている日本人女である。ちゃんとした恋人なら最初から一緒にチェックインしますからね。

どこまでもどこまでも要領の悪い彼。人前で泣きじゃくる。バスの中で大声で叫んだ上で飛び降りる。ホテルまで押しかける。終いには空港まで送るって・・・いらなーーい。どうして私がこんなに恥ずかしい目に遭わなければならないのだろう。

「ごめんなさい。何度も言うけど本当に迷惑です。私の旅を邪魔しないで欲しい。1人になりたい。お腹なんてすいてない。疲れているのに英語で会話なんてしたくない!!

疲れた頭を振り絞って、きっぱりとはっきりと言い切った。それでもちっとも聞く耳を持ってくれなくて、もう気が遠くなった。
私としても何でこんなことになってしまったのかが見当がつかない。だって、スバのドミトリーでちょこっと一緒になって話しただけじゃないか。

アジアにおける日本人女性。そして、南米における日本人男性が現地の人にもてるっていうのは有名な話。相手の目的はお金だったりいろいろあるようですが、旅の恥はかきすてというのもあり、日本と違ってつい羽目を外してしまうのが海外旅行の危ない?ところ。

そういう話を聞いて「私は絶対違う!」って思っていたんですが、不可抗力ってこともあるってことを初めて認識した。すいませんでした。日本人の場合、英語力のなさとか、はっきり言いたいことを言わない奥ゆかしい性格とかそういうのが邪魔して巻き込まれることも多々あるのですね・・・。あたしの場合ちっとも奥ゆかしくはないのですが、なんでこうなるの?

ましてやこういう場合、あたし、怒ってるのよ!っていう粗暴な言動が・・・英語じゃできないもん。なんでだよ~。もうっ。

ところで、昔見たインド映画は、大爆笑してしまうようなくっさーい恋愛パターンの恋愛ストーリーが多かった気がする。オーストラリア国籍を持っていても基本はインド人だし。・・・映画の見過ぎ?

【フィジー(島巡り編)旅行記 目次】

フィジー旅行記 世界で一番早い新年を! プロローグ
第1話 旅は徒然。連れ連れ。(バンコク)
第2話 まずはクロンヤイでぷはーです。(クロンヤイ:カンボジア)
第3話 ココンの国境ひ~らいた。(1)(ハートレーク、ココン:カンボジア、タイ)
第4話 ココンの国境ひ~らいた。(2)(ココン:カンボジア)
【写真集1】ココンで1日遊びました (ココン:カンボジア)
第5話 ええっ、罰金?! (ココン - バンコク:カンボジア)
第6話 夜中の一人歩きにご用心。(バンコク:タイ)
第7話 タイが微笑みなら、フィジーは笑顔の国。(ナンディ - ラキラキ)
第8話 けんかをやめて~っだ。(ラキラキ - ナナヌイラ島)
第9話 強風吹き荒れるリゾートしま。(ナナヌイラ島)
【写真集2】ナナヌイラ島で3日遊びました。(ナナヌイラ島)
第10話 スバのドミトリーでのいろいろ。(スバ)
【写真集3】スバ近郊散歩。(スバ)
第11話 ガーデンアイランド タベウニへ。(スバ - タベウニ島)
第12話 離島で無料でヒッチあり?(タベウニ島)
第13話 世界で一番早い新年を。(タベウニ島)
第14話 フィジアンのお正月を写そう。(タベウニ島)
第15話 タベウニ島を歩いてみました。(タベウニ島)
【写真集4】ガーデンアイランド・タベウニ島(タベウニ島)
□第16話 なぜ君がここにいる・・・。(ナンディ)
エピローグ (ソウル、日本)

■旅の履歴:フィジー個人旅行 2002年12月~2003年1月

タグ:インド系オーストラリア人|ナンディ|フィジー旅行記

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