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  [概要: カンボジアへ陸路で国境越え。ビザは国境で取得。]

 第2話 国境越えてからが大変なのだ!その1(アランヤプラテート-シェムリアップ)

 昨日であったAさん、Sさんとの待ち合わせ時間は8時。ちょっぴり早めに起きてしまった私は、しばらくアランヤプラテートの町を散歩していた。

 夜はご飯を食べさせてくれるところを見つけるのも大変なくらい寂れた雰囲気を醸し出していこの町。開いている食い物屋を探すのが一苦労だったのである。
 今はさすがに市が立っていたりして幾分活気があるが、でも、やはり田舎なのか空気がのんびりとしている。

 おっさん。働かないで寝ていていいのかい?
いいんだろうよ(笑)
寝てるサムロー
 8時になると、Aさん、Sさんと共にトゥクトゥクを拾って国境に向かった。

 国境付近に着いてみると二年前に行ったラオスとの国境の町チョンメックと同じように、一大マーケットが広がっていた。 肉、魚、野菜などの食料品を売る店から、衣料品、生活雑貨まで何でもそろえられる。
 でも、やたらと広いために買い物客がばらけてしまい活気がいまいち感じられない。 やっぱり市場は人でごみごみしている方がらしいよね。


 ところで、トゥクトゥクを降りたときから1人のタイ人の男性が我々につきまとっていた。
 やたらと親切に国境越えの情報を流してくれると思ったら、どうやら国境付近にある旅行会社の勧誘の様である。

 我々はカンボジアのシェムリアプという町を目指していた。 我々だけでなく、カンボジアに来る外人のほとんどがそうである。
 シェムリアプはあの有名なアンコールワット遺跡群がある町であって、手段はいろいろあるにせよ観光客の大半がシェムリアプを目指す。

 シェムリアプに行くに当たって、タイとカンボジアの国境は徒歩で越えることになるが、まずカンボジア側の国境の町ポイペトでピックアップトラックを拾ってシソポンという町にゆく。 シソポンで再びシェムリアプ行きのピックアップトラックを拾わなければならないが、この乗り換えに苦労するんだそうである。

 しかし、日本で得てきた情報によると、この国境にある旅行会社を使って行った人たちはトラブルもなく、スムーズに乗り換えシェムリアプに行けたらしいのだ。

 我々は迷わず、この男についていった。

線路
昔は両国間に列車が走っていた
 まず、国境でビザを発給してもらわないとカンボジアに入れない。
 ちょうど円高傾向にあったのでUSドルで払おうと思っていたら「タイバーツじゃなきゃダメ!」と拒否されてしまった。
 まあ、そりゃそうか。ビザはB.1000なり(約\2860)。

 国境付近にほったて小屋が建っており、ここで書類を書いてはんこをぼんぼんぼん。 つまりイミグレなんだけども、なんだか今まで見たイミグレの中で一番簡素なところだった。

 こういうところはは窓ガラスに書類受け渡し用の穴が等間隔で二つ三つ開けられたカウンターがあって、その穴の向こうに厳つい顔をした職員がにこりともせずに座っているイメージがあるが、ここのは一応屋根はついているけど、外で開業しているようなものだった。

 そのオープンな場所に古びた事務机が一つぽつん。 その後ろに腰掛けた職員が一つ一つ丁寧に丁寧に手続きをしてくれる (悪く言えばとろい)
 まだまだここを通る外人は少ないのでこの程度の設備で足りてしまう様だ。

 イミグレーションでの手続きを終え、旅行会社に着くと、昨日同じホテルに泊まった西洋人カップルに会った。
 彼らは今日の早朝ホテルをチェックアウトしていたはずだが、まだこんなところにいたとは・・・。どうやらピックアップトラックに乗る人数が集まらなかったために、待たされていたみたいだ。早起きしたって言うのにお気の毒。

 ピックアップトラックの料金は車内B.300、荷台B.200である。
 私は迷わず車内を選択!カンボジアの道は最悪だって言うからねぇ。 A氏、S氏も車内にしたために、車内席は満員御礼。
 後から来た日本人の若者は希望も聞かれず「シェムリアプまでB.200だ」と言われていた。・・・かわいそうに。
 ピックアップトラックは運転席、助手席の後ろにちょっと狭めの後部座席があり、その後ろは荷台。普通の小型トラックの高さを低くした様な作り。乗用車ではないため座り心地もかなり悪い。

 運転席に当たり前だが運転手、助手席に西洋人カップル(内側に座る方はトラックのシフトの辺りにはみ出る)、後部座席にA氏、私、S氏の3人、後から来た日本人青年2人とガイドの様な男1人が荷台に乗っていた。

 出発して間もなくトラックは止まり、このトラックを待っていたらしい民衆を乗せる。 荷台は人とその荷物で山のようになり、「大変だなぁ」と人ごとの様に見ていたら、なんと1人のカンボジアン青年が後部座席にやってきた。

「ええっ!後ろは3人乗りだっ!」
ピックアップトラック
これがピックアップトラック

 なぜか西洋人カップルが必死で訴えてくれたが、「だったらもう1人分金を払え」と言わんばかりの対応で、有無を言わさず後部座席は4人乗りである。いくら小柄なアジア人とはいえ、4人も乗るときつきつきつなんだよぅ。

「荷台の方がましだったかな?」と荷台を見やったが、そちらも鬼のように人が積み込まれている。すぐさま前言撤回。

 らぶらぶらぶぱわーで幸せいっぱい、堂々と人前でべたべたできる機会を与えられて前の助手席に二人ピッタリと寄り添っているヤツら、そう楽しそうなのは西洋人カップルだけだった・・・。
(気がつくと「私、幸せよ」ってな風に見つめあってんだよ。こいつら)

つづく

- カンボジア旅行記:タイから陸路で国境超えて 目次 -
プロローグ
第1話 国境の町アランヤプラテート
第2話 国境越えてからが大変なのだ!その1
第3話 国境越えてからが大変なのだ!その2
第4話 念願のアンコールワット
 →【写真】いきなりメインディッシュ!?アンコールワット
第5話 魅惑の微笑みアンコールトム
 →【写真】アンコール・トム
第6話 クロマー星人あらわる
 → 【写真】バンテアイ・スレイ
 → 【写真】タ・プロム、タ・ケウ他

第7話 だんだん飽きてきた三日目(笑)
 →【写真】スラ・スラン、ニャック・ポアン等々
第8話 シェムリアップでヘアカット。$3。
 →【写真】シェムリアップののほほんな1日
第9話 スピードボートでプノンペンへ
第10話 旅先の日本人の人間模様。
第11話 プノンペン市内巡り(バイタク編)
第12話 プノンペン市内巡り(自由行動編)
第13話 バイク故障!やっぱり新しいのが素晴らしい
第14話 謎の女、あきみ
エピローグ

タグ:カンボジア|ビザ取得|陸路国境

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