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タイからカンボジアへ > 第6話 クロマー星人あらわる(シェムリアップ) [概要:細密なレリーフがすばらしいバンテアイスレイ・・・当時は行くのが大変だった。] 第6話 クロマー星人あらわる(シェムリアップ)
二日目はちょっと遠くまで足を延ばすってことでバイクタクシーチャーター代が倍の値段。 でもって、待ち合わせは朝の7時半で、いくら何でも早すぎないか?そんなに急いでどーすんだい? (だったら交渉しろって感じだが)。今日は緻密で美しいレリーフで名高いバンテアイスレイに行くのだ。 バンテアイスレイは他の寺院から相当離れている(40kmくらい)上にジャングルや畑しかない田舎道をひた走るために、数年前までは賊が潜んでおり、行きたければ軍の護衛を頼まねばならないような危険地域であった。 しかし、近年この道も安全になってきたため、観光客にも解放されたのである。 ま、いくら儲かるからと言っても危険だったらバイクタクシーだって行きたがらないもんね。 さて、今日は1人の遅刻者もなく無事集合~!ん?朝から楽しげな雰囲気なんだけど。 サングラスに帽子にクロマーに・・・妙におしゃれだ。一体どうしたんだろう? そうこうしているうちに、ドライバーはそれぞれの客を乗せて走り出した。 アンコールワット遺跡公園は最近徐々に観光用に整えられ、道路などは綺麗に舗装化されきている。 でも、まだバンテアイスレイまでの道はまだ舗装は完全ではなく、数十分走った頃には赤土の道路に変わってしまった。
みんなから遅れること十数分。待っていてくれている一行の元へ「まったぁ?」なんて手を振りながら歩み寄った。その時である。 彼らは一瞬顔をこわばらせ、そしてその直後、チャンが沈黙を破った。私を指さし腹を抱えて大爆笑!! 「な、なんだぁ?」 とまどう私をよそにナリまで笑いをかみ殺している。 AさんとSさんは驚きつつもどう言っていいのか判らない複雑な表情を浮かべながら(要するに大人な反応のお二人)、静かにいった。 「顔、・・・すごいよ」 「すごいって何がすごいんじゃい!この顔は生まれつきでぃ」と思わず言いたくなったが、一体なんなんですか?このみんなの反応は。 バンテアイスレイに来るまで未舗装の道路をひた走った。 すごい土埃が立ちこめる中を走って来るために、バイクでここに来る人は誰もが全身土埃まみれになる。 その上、コンタクトのワタクシは埃よけにサングラスは欠かせない。 さらに、肌がすでに曲がりきっているために塗りたくった日焼け止め。 日焼け止めのクリームが下地クリームになり、見事に赤土のファンデーションでお化粧をしてしまったのである。それも、・・・目のまわりを除いて。
と、こんなくだらないことを書いている場合ではない(ここまで真剣に読んでしまった人ごめんなさい)。レリーフがすばらしいバンテアイスレイに来たのであった。 バンテアイスレイは967年に建立されたヒンドゥー教寺院で、赤色砂岩で建てられた文字通り、薄い朱色の寺院。とにかく、細やかな浮き彫りが今まで見た寺院(っつってもこれでまだ三つ目だが)とひと味違う。 アンコールワット、バイヨンともに力強い雰囲気があるが、バンテアイスレイはとにかく繊細である。 この寺院の女神デバダーの浮き彫りのあまりの美しさに魅せられ、思わず盗もうとして捕まった学者もいる。 バンテアイ・スレイ、バンテアイ・サムレと立て続けに見た後、今日もお昼寝。 私は部屋で絵はがき書いていたりのんびりするんだけど、実はこの休憩時間ドライバー達にとっても重要。 家に帰って飯食ったりシャワー浴びたり、とにかく休息をとりたがる。 私たちのようにだらけたツーリストはこの様な時間の使い方は大歓迎なんだけど、時間のないツーリストの方々は このことでドライバーともめたりするらしい。 どうしても彼らを一日中引っ張り回したいのならば、少しは料金上乗せしてあげる方がいいかもね。 でもね。炎天下の移動が続く上にカンボジアの古代遺跡はとにかく上に上にのびていて急段を上り下りしなきゃならないし、思った以上に体力は消耗します。若いからと言っても無理は禁物ですよ。 午後は、これぞまさに大自然の驚異!と言わんばかりのタ・プロム、そしてサンセットはタ・ケウから。 SさんダウンしちゃってAさんと二台のバイクで行ったはいいけど・・・。なんだか、ナリとチョウの様子が変? 【この日の観光写真】 バンテアイスレイの様子はこちらから 午後の見学部分はこっちのページから
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