| Ⅰ 見よ!この大自然の驚異を!(タ・プロム) |
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この寺院は、自然の力の驚異を見せつけるために、わざと樹木の除去や石の積み直しをしていないという。
あんなに高い入場料を取っておいて、遺跡を保護する気があるのかないのかよくわからないぞ、カンボジア政府!
「この遺跡は大した彫刻もないしー。いいやぁべっつにー」 ってところなんでしょうかね。それとも今更修復不可能なのかしら?
しかし、十年ほど前のこれらの遺跡群は遺跡公園として整備されていたわけではなかった。
森の中をバイクタクシーで分け入っていくと、目の前の森の向こうにだんだんと大寺院(要するにアンコールワット)が
浮かび上がってきたりなんかして、感動モノだったんだって。
タ・プロムはとりあえず「大自然の驚異を見せるため」と言っているが、他の寺院も同じ様な状況だったのだろう。
今でも遺跡周辺に地雷が埋め込まれている危険があり、修復作業にも取りかかれないまま放置されているものもあるという。
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| Ⅱ 単なる瓦礫の山と化している(タ・プロム) |
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本当に崩れたら崩れたまま放置されている。
その崩れ落ちた石壁が積み重なり階段状になっているから、登っている外人もいた。
そんなことをしても注意するヤツもいないし、ホントにここは価値がないんですか?
落ちて怪我してもしったこっちゃないが、これ以上遺跡を崩しちゃったらどうするのさ(問題ないってこと?)。
ちなみにバイヨンでは、寺院に登っているバカな日本人の若いカップルがいて、当然ながらこっぴどくしかられていた。世界遺産を壊してしまった場合は、やはり弁償するんだろうか?
海外旅行傷害保険なんて補償額安すぎて役にたたなそうだよなぁ。
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| Ⅲ サンセットはタ・ケウ |
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この寺院は造営途中で王様が死んでしまったために、石材を積み上げた状態で放置されてしまった。
そのため、ほとんど彫刻がない。
「なるほどねぇ。石を積み上げてからレリーフを掘るんだぁ」
と思っていたが、他の遺跡に行ったとき、近くにいた日本人が同じことを考えたらしく、
ガイドさんにを質問していた。
「いいえ、レリーフを彫ってから積み上げるんです!」←きっぱり
掘ってから積み上げるって結構すごいよね。模様ずれるって普通。
でも、その理屈で行くと、タ・ケウは説明がつかないじゃないか!
もともと彫刻掘るつもりなかったってことかしら?一体どっちがホントなんだい?
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| Ⅳ ちょうど修復作業中の現場 |
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タ・ケウで夕日をちょっくら堪能した後に行った小さな寺院(ちょっと痛んでいる)。
その道路をはさんで反対側で寺院の修復現場があった。
実際にはもう夕方だったので修復作業は終わっており、作業員は誰もいなかったのだがその分堂々と奥まで進入。じーーーっと観察してました。
修復前の寺院はといえば、積み重なった石と石の隙間から植物が成長してしまっていたり、年月のせいか
何らかの外的要因で石自体が欠けてしまったり、惨憺たるモノである。
そういう状態から元の形を再現するために、まず、寺院を何ブロックかに区分けし、番号をふっていく
(A1, A2, B1などと直接白いペンキで書かれている)。
ブロックごとに別の場所に石を移動し、一つ一つ丁寧に修復作業をする。
植物を丁寧に取り除いたり、石に空洞ができてしまったモノは石の中身をコンクリみたいなモノで埋めて補強したり、
修復というレベルではなく、復元が必要なモノは、山から新しい石を彫りだして復元する。
個々の石の補修作業が終わると、寺院の下段から丁寧に丁寧にもとの状態に積み重ねてゆく。
遺跡の保存にはコツコツこつこつとした地道な作業が必要なのだ。
きっとほっぽっておくとどんどん石壁は崩れ落ち、草どころか木の根までが岩のそこここで成長し、タ・プロムのように
なってしまうのでしょう。
こういうのを見ていると、遺跡保存のために$20も取られても仕方がないなと思う。
この$20が大変な思いをして修復作業をしている地元の作業員にきちっと支払われていることを願う。
山での石切なんて、日本の様に工業機械を使うのではなくて、一つ一つ手で切り出してんだもの(TVで見た)。
堅い石の衝撃を両腕に受けながら、たった一本の石切のノミのお化けみたいなの(道具の名称がわからない)を振り上げる人たち。それを運ぶ人たち(実際には車を使うはずだが、車に乗せるのは人だし)。
炎天下のカンボジアでの作業は本当に大変だと思います。ご苦労様です。
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