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  [概要:カンボジア人の性格もいろいろ。いい加減、まじめ、シャイ・・・面白い。]

 第7話 だんだん飽きてきた三日目(笑)(シェムリアップ)

果物やさん シェムリアップ側沿いの果物屋さん
果物の王様ドリアンはやはりカンボジアでも王様なのか、ででーーんと一番前に並べられている。
1年半前に食ったドゥクドゥクに再チャレンジしたけど、ちょっと季節が早かったみたい。8月頃がいいのかしら?

 今日は昨日までに訪れなかった遺跡を順々に回ることになっている。 大物を先に見てしまっただけに、まるでリーグ優勝が決まっているのに仕方なく消化試合をこなすプロ野球選手の気分(どんな気分だ)

 しかし、消化試合なのにまた早起きとは・・・我ながらよくやる。


 実は昨日、気になっていることがあった。
 A氏のドライバーを勤めているCHOUは、お調子者、ちょー女好きでいい加減。(そして、バイクの運転も下手らしい)
 1日目なんて寝坊して午後まで来ないし、その後もいろいろとあって、チャンとナリの二人と喧嘩した。 だから、昨日までこいつらお互いにシカトこいていた。どうも、責任感の強いチャンがお説教したらしいのだ。

「お前のガイドとしての説明はなってない」
「いい加減過ぎる」

 彼らはドライバーなんだけど、走りながら英語ガイドの役割も果たしてくれるんだよね。

 CHOUは楽して儲けようってタイプなモノだから、まじめな彼らとぶつかった。 我々が遺跡見学中は、ドライバーは遺跡の外で待ってるんだけど、チョウだけは1人で売店の女の子(各遺跡の入り口には必ず売店がある)とダベっている。とにかく、ナリたちと一緒に行動しない。


 二日目の午後はSさんがリタイアしたためにナリと私、Aさんとチョウの4人行動になった。
 例によって見学中は外で待機している彼ら。私らは各々が好きなように寺院を見学する。 Aさんはとにかくじっくり中を見て回るので、私の方が先に外に出てきてしまう。いやー、それが困った。

 ナリは私が出てきたのをめざとく見つけ、寺院入り口にぴたりとバイクをつける。
 数分後、ナリが動いたのを見たCHOUもやってくるのだが「なーんだAはいないじゃーーん」と、また女の子とだべりに戻る。

 ナリも「じゃあ、Aが出てくるまで他のところにいるよ」とか言うくせに、チョウと一緒にいたくないモノだからすぐに私のところに戻って来てしまう。話し相手のチャンがいないから手持ちぶさたなのである。

 私もね、チャンと二人ならどうってことないんだけどさ・・・。 ナリは無口なんだよ。しかも私は英語下手なんだよ。二人にされると困るんだよ。おいおいおーい。 この空気を何とかしてくれーー。

 今日はSさんも復活してくれたのでそのドライバーであるチャンも復活。
「とりあえずこれで、あのやな空気はなくなるわー」とほっとしていた。

 結局、この日のヤツらは私の心配をよそにとても和やかで、途中でお互いのバイクを交換したり楽しげであった (お陰で乗り心地の悪いCHOUのバイクに乗る羽目になった。後輪滑りまくり)

 もうっ、君ら一体なんなんだーー!

 ドライバーの人間関係に振り回されつつ、消化試合に挑む。

 消化試合一発目はバンテアイ・クディ。眠いのと大物はもう終わったことで、だんだんとどうでも良くなっているカンがあるワタクシ。
 誰よりも先に寺院から出てきてしまうことがそれを物語っていた。よく考えたら朝飯喰ってないんじゃん。だから力出ないんだよ。だから、消化試合とか言ってるんだよ。めしくってやるっ!

 早々と外に出た私は食い物屋を探す。だがしかし、売ってるモノはといえば、土産物と飲み物だけ。

「食べものないの?」
「ごめんなさい、おいてないわ。それよりこの置物どお?」


いらんいらん。そんな腹の足しにもならないものを薦めるな!

 結局、ここいらの店には食べ物はない。腹が減っていらいらしていることろで、女の子と談笑しているドライバーズが目に付く。くそう。楽しそうにしやがってっ。

「はらへったーー!!」
踊るアプサラ
バンテアイ・クディの彫刻

 思いっきり彼らの会話の邪魔をする私。こちとら、イライラしてるんでぃ。 でも、あ、あれ?ナリがいないけど・・・。口べたナリは女の子も苦手なのか・・・。

 しかし、この場にはいなかったものの私の雄叫びを聞いたナリは、素早く飛んできた。 うーむ、これじゃ私が意地悪主人みたいじゃないか!そんな血相かえて飛んでこないでよ(^^;;

「お腹がすいているのならアンコールワットの前にあるレストランまで連れていきますが・・・」

 なんと、食べ物を扱う店はアンコールワットの前の高いレストランしかなかった。 そして、ここからじゃとっても遠いのだ。 うーっ。腹は減ったけど、戻るのはやだ。

「やっぱりメシいらない」←どう考えても、単なるわがまま主人。

 遺跡見学する前に朝飯くっときましょうね。

 この日は午前の見学が結構長引いたのと最後の日だということで、昼飯は6人一緒に食べた。
 アンコールワットの前のレストランはちょっと高いけど、客を連れてきたドライバーはコミッションをもらえるはずだ。 だから、この店で食事をする事にした(勿論、彼らの分は私らがおごった)。なんだかんだゆって、この個性的な3人と一緒できてとても楽しかった。

 私ら英語下手だけどさ、そういうの気にせずに気軽に喋れる雰囲気があってすごい良かったんだよね。

「ったく、なんで日本人は英語できねーんだよ」っていう態度をとらないの。なんか暖かい。
 やっぱ、ご飯は一緒にいて楽しい人と食べるに限る!


 もう、午前の見学でここいらの全ての遺跡を見終わっていた私たち。

 「午後はどうする?」との問いに、「もいっかいバイヨンっ」と私のわがままでバイヨンへ。

 二度目のバイヨンなのにA氏は再びしみじみと見入ってなかなか出てこない。私はその間にチャンのドリームⅡを乗り回していた。
 スクータータイプのバイクが苦手な私には、ドリームIIは超乗りやすくて軽くて手軽で気に入ってしまった。セカンドバイクにほしいっ!明日はレンタバイクして遠乗りしよーっと。

ひたる私
なーにひたってんだかっ
 そして、遺跡群最終日のサンセットはアンコールワットで。 日暮れ前からアンコールワットに登って待っていたら、まあ、くるわくるわ。あっという間に外人でいっぱい。

 プノンパケンは丘なので、場所取りもそんなに神経質にならなくてもいいけど、アンコールワットは建物だし、上に来るに連れてだんだんと狭くなっているし、そしてサンセットは西方向でしか見れないし・・・。みんな少しでもいい場所で見ようと場所取り合戦。ちょっとでも場所動いたら他の人にとられちゃうわ。

 第三階廊の階段に腰掛け下を眺めていたら、タケオで同室だった例の女の子もやってきた。 ホントに毎日サンセットだけ見に来るのねぇ。

 結局、この日も雲が多くて綺麗な夕日は拝めなかったけど、こんな状態で夕日にロマンを感じるとも思えないし、 よしとしておく(こんな状態じゃなくてもロマンを感じるようなタイプではないかもしらん)

 クメール王国の王様はここからなにを見下ろしていたのだろうか・・・。


 あ、そうだ。午前の見学部分はここからご覧くださいませ。



- カンボジア旅行記:タイから陸路で国境超えて 目次 -
プロローグ
第1話 国境の町アランヤプラテート
第2話 国境越えてからが大変なのだ!その1
第3話 国境越えてからが大変なのだ!その2
第4話 念願のアンコールワット
 →【写真】いきなりメインディッシュ!?アンコールワット
第5話 魅惑の微笑みアンコールトム
 →【写真】アンコール・トム
第6話 クロマー星人あらわる
 → 【写真】バンテアイ・スレイ
 → 【写真】タ・プロム、タ・ケウ他

第7話 だんだん飽きてきた三日目(笑)
 →【写真】スラ・スラン、ニャック・ポアン等々
第8話 シェムリアップでヘアカット。$3。
 →【写真】シェムリアップののほほんな1日
第9話 スピードボートでプノンペンへ
第10話 旅先の日本人の人間模様。
第11話 プノンペン市内巡り(バイタク編)
第12話 プノンペン市内巡り(自由行動編)
第13話 バイク故障!やっぱり新しいのが素晴らしい
第14話 謎の女、あきみ
エピローグ

タグ:アンコールワット遺跡群|スラスレイ|バイクタクシー

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