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タイからカンボジアへ > 第9話 スピードボートでプノンペンへ(シェムリアップ-プノンペン) [概要:スピードボート乗り場が湖のど真ん中にあるとはびっくりです。] 第9話 スピードボートでプノンペンへ(シェムリアップ-プノンペン)
「朝の5:30にゲストハウスの前まで車が迎えに来るからね」 チャンに何度も何度もしつこく言われていたのにもかかわらず、ほとんど寝過ごしてしまった。 「おきなさーい!時間よー」 部屋のドアをばんばん叩きながら大声で叫ぶママの声。やっば~っ、寝過ごした!目覚ましはちゃんとかけたつもりなのに~。 文字通りベッドから跳ね起き、大慌てで部屋から飛び出すと、ママもシェイク屋の子たちもすでに起きて、庭の掃き掃除をしている。 早起きだなぁ。年がら年中暖かい土地に住んでいたら早起きできるようになれるものですかねぇ。 私は今日、カンボジアに来た旅行者の定番ルート、トンレサップ湖からスピードボートでプノンペンに向かう予定だ。 タイの国境からこれまでご一緒していたAさんとSさんに至っては、ここでお別れ。なんでもカンボジアの列車に乗りたいとのことで、同じくトンレサップ湖から、ボートでバッタンバンという町に向かうという。 ここまで道連れがいただけに一人旅は寂しいだろうなぁと思いますでしょ? 実は、二人の代わりといっては何だが、3日前にAさんの友人Tさんと出会い、このTさんと一緒にプノンペンに行くことになったのだ。 休みが短いTさんは、我々が陸路でがんばった道のりを、バンコクから飛行機でひとっ飛び。あっさりシェムリアプにやってきていた。Aさんとは大学時代からの旅仲間で、社会人になった最近ではこうやってたまに同じ方面に旅の計画を立て、旅先で落ち合っているとのこと。 そんな忙しい旅をしているTさんだけに、バッタンバンで電車に乗る・・・なんていう旅行につきあえるだけの休みは取れなかったようだ。 迎えに来たピックアップトラックに乗り込み、ボート乗り場に向かった。 荷台に乗っているのはほとんどが日本人。朝早いのもあり、みんな眠そうに押し黙っている。 ふと道ばたを見やると、制服を着た子供達が元気に登校している。え?まだ朝の6:00なんすけど・・・ むちゃくちゃ早いっ。もしかして超遠いとこまで徒歩で通っているのだろうか・・・。あ、でも、朝の涼しい時じゃないとお勉強する気が起きないモノね。昼近くなったら暑さのあまり意識がもうろうとしそうだ。特にこの時期は。 そう言えば、14:00頃に学校の前で買い食いをしている子供達を見たので、朝早く登校して、昼休みをながーく設定しているのか、はたまた、午前の部と午後の部と二部制なのかどちらかじゃないかな・・・と思う。
ところで、私の乗った小舟は湖の真ん中にに向かって順調に進んでいったのだが、途中、「これ、どう考えても民家だよなー・・・」という建物が次々と現れた。 湖の上に浮かぶ、木造のフローティングハウスなのですが、ただ住んでいるだけでなくて、豚などの家畜まで飼われていて度肝を抜かれた。 帰国後に聞いたのですが、ここいらの家は家ごと移動しながら漁業をしているのだそうだ。 家兼船。いわゆるボートハウスって言うのかなぁ?当然、各家屋ごとに自家用車ならぬ、自家用ボートも別に備え付けてあったりする。 我々が連れて行かれたスピードボートの停泊場は水上レストランも兼ねていて、いや~、なんか脱帽です。
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