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タイからカンボジアへ > 第13話 バイク故障!やっぱり新しいのが素晴らしい(プノンペン) [概要:シェムリアップではぴかぴかだったバイクもプノンペンでは・・・。] 第13話 バイク故障!やっぱり新しいのが素晴らしい(プノンペン)昨日はさんざんお土産屋巡りをした後、お茶をしにまたもやキャピトルホテルに向かった。 キャピトルホテルの茶が特別美味いわけではない。雰囲気がよろしいワケでもない。 宿から近いし、外人たまってるし、なんとなく足が向いてしまうだけである。 だって、コーヒーなんて完璧インスタントだもん。初日なんて日本人青年の集団がラリってるし、ああいうの見てるとなんだか恥ずかしい。周りの外国人みんな引いてたもんなぁ。せめてそーゆーのは部屋でお願いします。周りにからまんでくれ。(まともな精神状態ではないので無理な相談ですが)。 カフェに近づくにつれ、前方に見覚えあるソバージュヘアの男性発見!そして、その向かいに見覚えある後ろ姿が! SさんとAさんである。やっと、プノンペンに入りましたかー。 このお二人は列車に乗ることが旅の目的に組み込まれているため、列車事情の悪いカンボジアとはいえども、「二日にいっぺんだろうと乗り心地が悪かろうと乗ってやる!」と意気揚々バッタンバンに出かけた。 だがしかし、バッタンバンの町に着くなりあっさりと「電車は運休中だよ」と言われたという。 しょうがないからバッタンバンを観光し、プノンペンまではピックアップトラックでやってきた。 ・・・あの悪夢が蘇る。バッタンバン、プノンペン間は道の状態も距離もポイペトシェムリアプの比ではないのだ。さすがに彼らも経験済みなだけに助手席を死守したそうだが。 ちなみに今回は、「後部座席を二人でチャーターしないか?」と運転手に持ちかけられたそうだ。 値段は数十ドルだったと思う。やっぱり外人価格は存在するのだな。 プノンペンにやってきたSさん、Aさんと交代するかのように、Tさんはバンコクへと発っていった。Tさんのカンボジア滞在はたったの6日間。やっぱ、サラリーマンの旅ってこう、のんびり出来ないのがつらいねぇ。 私も、Aさんもサラリーマン(OL)だが、ばしばし有給を戴いて、いつも休みをぐいぐいぐいぐい引き延ばしている。つくづく、恵まれた職場だと思う。ハイ。 そして私もTさんに引き続く様に、バンコクへ飛行機で戻ることになっていた。 プノンペンに着いてすぐにリコンファームした例の飛行機でである。 まず、空港に向かうためにバイクタクシーを捕まえなければならない。 あらかじめ財布の中には$1だけを入れてあった。 「$1しか持ってないの。ほら、中身見てよ」とパフォーマンスして、値段を$1以上につり上げさせないための作戦である。 しかし、財布を証拠に突きつけるまでもなく、あっさりと1$で承諾するドライバーが見つかった。 見るからに人の良さそうな青年ではあるが、ちょっとバイクボロいんじゃないの? 「ちょっと、大丈夫なのー?すっげーぼろぼろじゃんよー」 「大丈夫、大丈夫。空港までだろ?$1でいいからさ」 マジで~?まるでその辺に捨ててあったバイクを拾ってきたかのようだ。 シートなんて剥がれてスポンジむき出しで、エンジンに欠陥だけはないことを祈る!
そもそもスープラが走れる道路があるんだよね(ただし、きれーな道路はあっても渋滞してるからスポーツカーの意味はない(笑))。 シェムリアプまでに通った、あのでこぼこ道を思い出すとにわかに信じられない。 (スープラなど間違いなくガガガガ底を擦っちゃって、走れないだろうな。) 反対にバイクはシェムリアプと違って韓国製のcitiが多く、その上ぼろぼろだった。運転手の身なりはかなり見窄らしい。 プノンペンの町には、ばっちり化粧を決めたボディコンスーツのおねぇさんがいるかと思えば、洗濯を繰り返してすり切れた服を身につけた男がわんさか歩いていて、貧富の差を伺わせる。 町全体としては断然プノンペンの方が栄えているが、一般人は外人の相手をしているシェムリアプの人の方が裕福なようである。 ところで、1ドルで約束したこのバイク。なんだかやたらと遅い! 「時速20㎞くらいしかでてないっ!いい加減にしろ~!!」 そう思った矢先に運転手はバイクを止めた。・・・まさか、「ここから追加料金だ」なんてインド人みたいなことを言うんじゃないだろうな? 「ちょっと降りてくれる?」 なんだとー! 反論しようとする私を制して運転手はバイクの後方を指さした。 ・・・後輪がパンクしている。おいおいおい、全然大丈夫じゃないじゃないかー!
「大丈夫だよ。ぎりぎりになっちゃったら、空港に知り合いがいるから優先的にゲートまで入れるように言ってあげるよ」 ええっとそういう問題じゃなくってさぁ~。(どうも私は彼らのように前向きに慣れないタチなのだ) それより、せっかく早起きしたのがパンク修理のためみたいじゃないか! ともあれ、パンク修理のやり方はどうだったかというと、当たり前だけど日本と同じだった。
10分で終わるというのは大嘘だったが、空港は意外と近く、楽に間に合った。 「じゃ、またね」 約束の$1を受け取ると手を振りながら帰っていった彼。 実は、途中で入れたガソリン代とかパンク修理代も私に請求するんじゃないかとか警戒していた。 「ボーイフレンドはいるの?」と聞かれたときも、「またナンパ?」と一瞬キッっと顔がこわばったのだが、単に、自分の彼女自慢に持っていきたいだけであった。 旅をしている自分は日本にいる自分とは全く違い、私個人としてではなく、「一人で旅をしている日本人の女性」というくくりで見られるため、旅先によっては、女であることや日本人であることで不便な思い、不快な思いをすることがある。もちろん、その逆もあるんだけどね。 なんだか、こういうとインドに誤解を持つ人もいそうだけど、「男だったらもっと楽だったのに!」という思いをさんざんして帰ってきたインド旅行の後のカンボジアなだけに、なんだか勝手な思いこみにぐるぐる振り回されたなぁ(笑) 一言で言えば、文化の違いなんでしょうね。 最初のインド旅行で非日常なインドが楽しかった私は、次のタイ旅行で物足りなさを感じ、2回目、3回目のインドで、あまり日本では感じたことがないストレートな男からの好奇の目を察知した後のカンボジアでは、あまりの自分の自意識過剰に呆れかえるやら、笑ってしまうやら。 なんだかこの前まで内戦があった国とは思えない、ほんわ~とした雰囲気を感じた旅行でした。
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