「明日は初日の出を見に行くんです」とは、昨晩出会った日本人女性の台詞を思い出す。
今朝のバガンは曇が多い。果たして日の出が無事拝めたのかしら?なんて人ごとながら少し気になった。
大晦日である昨日の晩は、宿の中庭でニューイヤーパーティーが行われた。私は旅先でのニューイヤーパーティにはあまりいい思い出がない。一昨年のベトナムでは、一生懸命もてなそうとしてくれる宿のご主人の気持ちとは裏腹に、大晦日のサイゴンの街に繰り出したい衝動に駆られていた。次々とパーティーを抜けていく西洋人を見ているとなんとなく彼女らが気の毒な気がして「ありがと。じゃあ、もう行くね」という一言が言えず、ずるずると最後まで宿のロビーにたたずんでいた。
そして、新年になった瞬間。「ハッピーニューイヤー」とワイングラスを差し出す彼女に愛想笑いを振りまきながらも、心あらず。遠くからぽぽぽぽぽんっと聞こえてくる派手な打ち上げ花火が気になって、「ああ、街であんなイベントやこんなイベントやってたよなぁ。みんな楽しそうだったよなぁ」と、よりによってホテルのロビーで開催されたパーティーを恨めしく思った。
今回は、バガン。ミャンマーの片田舎の町である。外での大イベントもないが、町自体がしーーんと静まりかえって地味なのでなんとなくパーティー自体が盛り上がりそうもない。おそるおそるパーティー会場の裏庭に顔を出すと、宿の従業員を含めて数人がバツ悪そうにちょこんと座っていた。うーむ。どうなるんだ、これ。
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食べ物は持ち寄りという話だったが、そもそもこの町では食べ物を調達するのが難しい。持ち寄られたのは2本のウイスキーだけ。誰もが「きっと他の人が持ち込むだろう」という安易な考えだったようで、なんともさい先の悪いスタートだ。慌てて宿の従業員がスナック菓子を買いに走り、どうにか形だけは整った。
メンバーは数人の西洋人を除いて大半が日本人。別に日本人宿というわけではないのだが、なんとなく集まってしまったようだ。考えてみるとこの国に入ってから韓国人に全く出会っていない。もしかして日本人以外のアジア人には入りにくい国なんだろうか。
ところでパーティーだが、ビールとウィスキーを飲みながらお菓子をつまんで談笑するといった感じだったので、日本人サラリーマン(しかも我々の年代が圧倒的)が日本語で盛り上がってしまい、西洋人は部屋に帰ってしまった。ずーーっとめげずに残っていたのは日本語を操るイギリス人の青年と、言葉は英語だが性格がとっても気さくなドイツ人のおじさんだけ。宿の従業員も1人を除いて憮然とした態度で座っていた。1人ってのは、日本語を勉強しようとしている子だったりする。
話に夢中になっているうちにいつの間にか12時前になり、カウントダウンの声が挙がると、部屋に引っ込んでいた西洋人も出てきて、一緒に「ハッピーニューイヤー!」。外で爆竹がなるわけでもなく、花火があがるわけでもなく、えっらい地味なバガンの年越しだった。
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【ミャンマーっぽいごはん】
【ミャンマー中華】
基本的にバガンはご飯が取り立てて美味しいわけではないです。
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とりあえず1人で新年を迎えるのは寂しいし、日本の大晦日の過ごし方を考えると地味で結構。ミャンマーは初詣をするところはどの町にもあるので自分でお好みの場所をチョイスすると良いでしょう。基本的に何処でも地味だと思われますが。ミャンマー人自体が控えめなので。
ちなみにパーティーに1人だけ年齢が一回り以上上と見られる日本人男性がおりましたが、この人は昼間も無愛想で(挨拶をしても無視する)いやーなヤツだったんだけど、だからパーティーでも会話に入れなくて、なぜか酔っぱらってずっと日本語を操るイギリス人に絡んでいた。つまり日本語しかできないけど、日本人とは話ができないということです。
自分もこれからばばあの領域に入っていくので、こういう人を反面教師にしてがんばります。おわり。(おちなし)
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