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ミャンマー
> エピローグ(バンコク)
[概要: 情報鎖国。幸せそうで親切な人々。教会。インド人。ミャンマーって不思議。]
エピローグ(バンコク)
「一体、どこにいたんだおまえは!!連絡くらいしろ!×○△××※・・・」
電話の向こうで父の罵声が飛び続ける。やっぱりものすごい大きな国際ニュースだったんだ。タイでもインドネシアでも何万人も死んだんだぞとか、連絡先くらい控えておけとか、
「そんなこと言われてもなぁ・・・知らなかったし」
なんて思いつつ、ただじっと小言に耐えていた
「まあ、無事だったんならいい。お母さんには連絡しておくから」
一通りの小言が終わると、最終的には諦めたようなホッとしたような声に変わり電話が切れた。
翌日、日本に帰ってみると、災害から既に一週間以上経っているというのに、ニュースでは相変わらず被害状況の中継や救助活動ばかりを流していた。こりゃ怒られるわけだ。
実はうちの両親。私を外務省の行方不明者に登録していたのは当然として、在ミャンマー日本大使館にも電話をして、捜索依頼をかけていた。
いくら日本語が通じるとはいえ、うちの両親がミャンマーまで国際電話をかけたところも驚いたが、日本大使館の方も捜してくれたというからさらに驚き。
「12/25にヤンゴンのホワイトハウスというゲストハウスに泊まっていたことはわかりました。でも、その後どこに行ったかは・・・。ただきっとお嬢さんは、このニュースのことを知らないと思いますよ。」
落胆のあまり
「ミャンマーに行って捜す」
と言い出した両親を制し、
「来ても捜しようがない。大使館に立ち寄ったら必ず連絡するよう伝えますから」
と言われたそうだが、コレまで旅行中に日本大使館に行ったことなんて一度もないし。だって・・・行かないでしょ。パスポートなくしたりしない限り。
とにかく、今回の旅行は、ふつーに楽しく、ただちょっぴりハードな移動を繰り返していてへばっていて、さらにインフラがいまいちだから
「明けましておめでとう~」
なんて電話をかける気にもまったくなれず、当然、ネットカフェにも行かず・・・。たまたま自ら情報を収集する機会がなかったことで、ミャンマーの情報鎖国っぷりをまざまざと体感することになった。
帰国後のニュースでは、ミャンマーの被害者数が一桁だったと思えば、何百人に増えたり、はたまた「外国の支援はいらん!」と言っているのを見たりして、旅行に興味のない職場の同僚なんかは、
「わけわかんねぇ。オレは絶対いきたくねぇ」
なんて、表面上のニュースを聞きながらバカにしていました。
私は逆にミャンマーに興味を持って、いろんな情報を集めてみたりして、「わけわかんねぇ」と吐き捨てる同僚の意見は浅はかだなぁと確信していったものです。
私が全てを知っているわけでも、私が読んだ本が正しいことだけを言っているわけではありませんが、
「情報を隠す」=「軍事政権だからだめ」
という結論は、この国には当てはまらないというのが私の中での結論です。旅行前に聞いた評判、旅行中の体験、そしてあの国の歴史や事情を勘案すると、少なくとも悪は別の所だなーと思うわけです。
どこの町にも必ずある教会。西洋風の作りの町、クリスマス休暇。そして、少数民族のシャン人とインド人の混血のおっさん
※
。かつての支配国の残した爪痕は今でもとてつもなく大きかった。
日本のメディアも西よりの報道しかしてきませんでしたが、そもそも最近スーチーさんって見ないと思いません??どちらが正しいのかは、まさにこれからの歴史が証明していくことでしょう。
※ 昔、イギリスがミャンマーを支配したとき、当時の王様とお后様を国外に追放、さらにお姫様は身分の低いカーストのインド人と結婚させたそうです。さらに少数民族やインドから連れてきた低カーストのインド人を要職につかせ、とことんビルマ族を迫害。つまり「ばーちゃんがシャン族」という彼の存在は、イギリスの香りがぷんぷんにおってくるなぁと言うわけです。
- ミャンマー旅行記:たくさんの不思議に出会った国 目次 -
プロローグ
第1話 教会?時計塔?クリスマス・デイ?!
第2話 調子が狂うくらいまったり、にっこり
[photo]
→
[写真とコメント]ヤンゴンほっつき歩き
第3話 ミャンマーの列車は・・・厳しいです。
第4話 世界最長の木製橋を見に行った。
[photo]
→
[写真とコメント]アマラプラほっつき歩き
第5話 山岳列車もなかなかオツです。
→
[写真とコメント]ラーショーまでの列車の旅
第6話 中国の色濃い東北の町で
→
[写真とコメント]雲南近くのシャンの町
[photo]
第7話 路線バスは、貨物バス。
第8話 夕暮れのシーポーを必死で回ったのだ
→
[写真とコメント]シャンパレス。
[photo]
第9話 きゃーーー。ごめんなさいっ。
第10話 うーむ。バスも辛い。
第11話 うわっ。この人、イタイっ。
→
[写真とコメント]マウントポッパの写真館
第12話 最後の夕暮れはタケノコと共に
→
[写真とコメント]バガンの素敵な夕暮れ
第13話 何の変哲もない年越しパーティーの話
第14話 がんばれ!小坊主!!
→
[写真とコメント]バガンのタケノコ群
第15話 インド人みっくすビルマ人のこと
第16話 ヤンゴンでぐるぐるぐる・・・
第17話 はぁ?TSUNAMIってなんのこと?
エピローグ
※
[photo]
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タグ:エピローグ|ミャンマー|旅行記
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