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  [概要: さらにキレまくる私。これまで楽しかっただけに腹が立ってしまった。]

 Vol. 4-5 タイから 船で国境越え(ミャンマー、コートーン)その5

 タイを出航してからおよそ20分後、ボートはミャンマー国旗がはためく、水上家屋につけられた。 ここはミャンマーの大陸の手前にある島で、そこにミャンマーのイミグレがあるのだ。
(※撮影は不可だそうです)

 先ほどのうさんくさ男の一言で突然虫の居所が悪くなっていた私は、「パスポート貸して」と言われた言葉も、船を下りるために差し出された手も無視し、自ら小屋に上がって手続きを済ませた。
 信用できない人間に大事なものを渡せるわけないでしょ?!

 イミグレの係員にU.S.5ドルを払い、入国スタンプと共に2日間のミャンマー滞在許可を貰う。
 とりあえずはミャンマー無事入国。いざとなったらミャンマーで別の船に乗り換えてやるもん。

ミャンマーに戻る人々の船  船から下りると、今度はいきなり、ミャンマーの出国手続きに連れていかれた。
 有無を言わさず人に何かをやらされるのは好きではないのだが、恐らく、旅行者に任せておくと、イミグレが閉まって帰れなくなるヤツとか出てくるんだろう。彼らもせっかく取った仕事がパーになったらこまるし。 (イミグレ小屋は船着き場のちょっと南側の海沿いにある)

 出国手続きが終わり、やっと解放されると思ったのもつかの間、うさんくさ男は我々からに離れていく気配がない。

「これからどこ行くの?上のお寺ならバイクが便利だよ」

 ゼスチャーでバイクを指すものだから、道ばたでヒマそうに客待ちをしているバイクの運転手も 「お、乗る?」って感じで、近寄って来ようとする。
 勝手に行動を決めないでよ。・・・バイクの交渉を代わりにやり、マージンを取ろうっていうのがみえみえ。

「我々はもう勝手にやるから。船にもどったら?別に寺は見たくない。ごはん。。。」
「食事するの?だったら向こうにいいレストランがある。こっちだよ」

 ・・・だから~、おまえに導いて頂く必要はないのである。

 それから道々食堂を物色する我々につきまとい、「ここはダメ」とか「あっちが美味い」とかいいながら、離れない。わかったから、わかったから、もうどっかに行って!私はもはや限界だった。

「うるさい!私らにはガイドは必要ない!ほっといて。どっか行ってよ」←英語
「なに言ってんの?おれは、ガイドじゃないよ~。ボートマンだぜ。」

 ぶちっ。

 ・・・どこかが切れた。堪忍袋はとっくに海に捨ててきた。はらわたが煮えくり返るなんて生やさしい物じゃない。般若なんて表現じゃちゃんちゃらおかしい。ドゥルガーだ。殺戮の神様だ!仏の顔も3・・・1度だけか(笑)

美味かった食堂 「だったら、ボートに帰れ!!」←完全な日本語

 その後、一言も口を聞かず、あからさまに無視をし続けた私を見て、さすがに本気で怒ったのを悟ったのか、「じゃあ、ボートに戻るから・・・。何時に戻る?」と弱気な一言を残し、去っていった。

「まったく、あったまくる。あいつ絶対私らにご飯奢らせるつもりだった!あんたとの食事なんてしたら、美味いごはんもまずくなるっつーの」

 友人に向かって同意を求めたつもりのこの台詞。
 意表をついて返ってきたのは、「いやぁ、頼もしいね~。えらいえらい」って言葉と大爆笑。

 「あいつ、怖かったんだろうな~。」

 って、なんでよ~!

 ちなみに、その後、町を一通り歩いたがめぼしい食堂は見つからず、ヤツが薦めたお店に舞い戻った(↑)。
 私としては、とっても不本意だったが、美味しかったんだな。ミャンマーカレーが。スープが。ごはんが。

 そして、帰りの船上で、ただならぬ空気を読みとったボートのおっちゃんは、ヤツの隙を見てこう合図した。

 カネ。俺によこせ ←親指と人差し指で円を作り(OKの形)、次いで自分の顔を指さす。

 合点承知。もともとそうするつもりだったのよ。

 思った通り、船を下りる前にボート代を3倍の額で要求してきた若造。だーれが払うか。
 どう考えても、ボートのオーナーはおっちゃんである。

 今思えば、ボートの上でもミャンマーでも二人は仲悪そうだった。会話はしないし一緒にいないし、おかしいなって思ってたのだ。

 きっとおっちゃんは自分が英語ができない分、手助けをして貰うこともあるのだと思う。
 まじめに商売してる自分としては気に入らないやり方でも、変に邪険にできない事情があるのでしょう。

 今回の場合、こいつは交渉時には全く関係ないし、我々は完璧にヤツを無視していたので、しめたとばかりにこっそり合図を送ってきたのだ。
 恐らく、彼にはびた一文渡さなかったと思う。

 あわよくば、1200バーツをだまし取り、ご飯を奢らせ、買い物の支払いをさせるつもりだった彼。
 やたらにショッピングを奨めたその訳は、買物中にどさくさで自分の支払いをさせたり、勝手に通訳を買って出て、嘘の金額を提示しピンハネしようとしたに決まってます!
 こういう人って、インドじゃよくあうけど、タイでっていうのは珍しいなぁ。

  ※ コートーンには土産物屋のような観光客向けの店はなかったように思います。

 きっと昼の時点で半分諦めていたんでしょう。お金を支払うそぶりを全く見せない我々に文句の一つも言うことなく、ただ引き下がりました。
 おっちゃんに400バーツを渡し、さっさとその場を離れた我々の背中を見つめ立ちつくしていた様に思う。

うさんくさ男  しかし、脅しをかけてきたりしない辺り、本当の悪党にはなりきれてないので、場合によっては改心するかもしれません。みんなで教育しましょう(笑)

 ちなみに、こういう輩は、私のような態度をとると逆ギレするケースもあるので、友人のように冷静に対処するのが的確と思います。しかも、船の上だしさ~。

 ↑要注意:うさんくさ男。


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タグ:タイ|ボートマン|ミャンマー|ラノーン

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