早朝に成田空港を発ち、台北経由でバンコク入りした。中華航空でバンコクに入る場合の最短のルートで、バンコク着は16時過ぎ。これからタイでの最初の目的地、前回の訪タイでツボにはまった温泉町ラノーンに向かう。
ラノーンはバンコクから約550キロほど下ったところにある。ちょうどマレー半島が細くくびれたあたりで、西側にはすぐミャンマーが見える。
途中の町をすっ飛ばし、一気に550キロ下るのだから、効率を考えると夜行バスが望ましい。
ラノーン行きのVIPバスは20時発の1本のみ。これを逃すと1日ロスる。「時は金なり!」と言い聞かせながら、タクシー乗り場の列に並んだ。最近、楽することばっかし考えてるし。
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【サーイターイのチケット売り場】
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ちなみに、バス停で、日本人のおにーちゃんに「カオサンですか?」と聞かれ、「いえ、サーイターイ(南バスターミナル)なんす」と答えましたが、サーイターイに行くのにはカオサンの目の前を通るので、カオサンに行く旅人と途中までタクシーをシェアするのも有りでしょう。
と、こんなことゆってると「そういうのを白タク行為と言うんだよ」って注意されましたけども。
サーイターイに着くと、ラノーン行きの切符売り場を探した。バンコクに乗り入れているバス会社はとっても多く、切符売り場は会社ごとにあちこちに散らばっているのだ。
タイ語の読めない外国人には結構つらいが、「いーや、あたしはVIPに乗るのよ」と言い続けると、他社の窓口もちゃーんと教えてくれる。
3列シートのVIPバスを求め、さまようこと数十分。やーーっと、999社の窓口を発見!
ラノーン行きは1日一本。チケットは残り3枚。ぎりぎりだ~。
チケットを手にした時は、既に18時近かったように思う。
この時間のバンコクの道路はいつも大渋滞。バスの出発まで2時間あるが、2時間ぽっちじゃ外にご飯を食べに行くこともできない。この場所にちゃんと帰ってこれるかは怪しいもの。
ホントはヤワラーでフカヒレ~!の気分だったのだが、しょうがないのでその辺の食堂で夕食を済ませることにした。
はじめ出された英語のメニューには、カオパットやら、バミーやら、タイにいる外国人が好んで食べるようなご飯物や麺の一品料理がずらずらっと並んでいた。しかし、周りのタイ人を見る限り、もっとうまそうなおかずをたっぷり頼んでるではないか。
読めないタイ語のメニューを要求し、お姉さんを引き留めては、「これはなんだ」「じゃあ、こっちは?」と質問攻め。最終的には、タイ語のメニューの写真を見ながら適当に注文するという、店にとっては迷惑きわまりない客だった。
しかし、そんな迷惑行為の罰があたったのかなんなのか、出てきた料理には結構驚いた。
注文したイカと野菜の炒め物は、イカがたっぷりで、わずかな野菜と大量の唐辛子と生胡椒で味付けがしてあった。
生胡椒は、炒めてあるはずなのに、とても青臭く、渋いような辛いような不思議な味で、ちっともうまくない。
逆に唐辛子はそれほど辛くない種類のもので、うまみを上手に引き立てているように思える。
この胡椒さえ無ければ、イカと唐辛子のオイスターソース炒め、って感じで、日本人好みだと思うんですよ。でも、この胡椒は私にはあわないのですよ。
だったら胡椒を避けて食べればいいのだが、つい意地になってむさぼり食うあたり、かなりの負けず嫌い。
あとで調べたところによると、タイでは生胡椒は結構ポピュラーに使われる香辛料で、唐辛子よりも、その歴史は古いらしいというから侮れない。
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そして、極めつけは、幅広麺のあまーい汁麺。
タイの料理は、辛くて甘くて酸っぱいものが多いイメージだが、麺料理の場合、すごく薄味なものが多い。そして、テーブルに備え付けられた4種類の卓上調味料(砂糖、ナムソムプリック、ナムプラープリック、プリックポン)で自ら好みの味に仕上げるの普通だと思っていたからである。
話によると、エカマイ(東北バスターミナル)の周りは、東北地方の味付けをする屋台が多いそうである。
ということは、タイの南の地方では、こういうアマアマの料理ばっかりが出てくるの?
考えただけでくらくらしてきたが、甘い食事から気をそらすかのように、「温泉、温泉、卵、卵」と言い聞かせながらバンコクを後にしたのだった。
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【サーイターイの食堂の汁太麺】
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