「さようならカテキン卵。」
傷心の私は、すごすごとその場を立ち去った。
呆然自失で何もする気になれず、とりあえず、泰式汗蒸幕というかオンドルサウナ(ぴおさん命名)へ向かい、ごろごろ転がって憂さを晴らす。
今回は、とことんタイ人のまねをしようと思い、サウナスーツ(もといダイソーのカッパ)を準備した。
ここで補足すると、オンドルサウナとは、20メートル四方のコンクリートの台(舞台の様)の下に温泉を通し、床を暖めてしまうという大胆な温泉のことで、人々はここにごろりと寝ころんで暖まる。(写真は、タイ旅行記No.3参照)
タイの皆さんは、辺りをウォーキングしてきたあとごろりと寝ころんだり、普通の格好で「近所だからちょっと寄ってみた」って感覚だったり、楽しみ方は様々。
本格的な人になると、上下カッパを着込み、更にアルミのレジャーシートを頭からかぶって、まるでホイル焼き。
・・・蒸し焼きになるってば。
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私の場合は、Tシャツにスパッツを着込んだ後、上下カッパを着込んだ。
勿論、顔はこれでもか!というくらいに日焼け止めを厚塗り。更にサングラスをかけ、タオルを掛けてごろり。
落ち込んでいる割には、この冷静沈着っぷり。やっぱ、寄る年波には勝てない。
この前は日曜だったのもあってか、ものすごい多くの人が寝ころんでいたのだが、今回は私の他にはわずか一組で、しかも、その一組は隅っこの木陰で弁当を食っていた。うーむ。なんだか、こんな格好をしている私はとても恥ずかしいんですが。
いくら日焼け止めを塗ってるとはいえ、タイのこの日差しにおおっぴらに顔をさらす勇気はない。だから、隅っこの木陰に陣取ったのだが、結果から言うと、やはり、温泉供給口の配管のすぐそばに比べれば温度は幾分低く、カッパを着ているからなんとか汗をかいたモノの、本格的に汗をかきたければ、タイの皆さんの様に日向でレジャーシートにくるまる他ないと思われます。
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【恥ずかしいので小さくした】
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ちなみに、サウナスーツなど着ずに普通に寝ころぶと、ぽかぽかしてとても気持ちが良く、睡魔が襲ってくる。
最近、うちの近所に麦飯石サウナが売りの温泉施設ができたのだが、それに近い。その麦飯石サウナとは、(麦飯)石を暖めて、石が放出する遠赤外線で身体を芯から暖める方式のサウナである。
身体に不調がある方は、ここにごろんと寝ころんで患部を暖めると治るかもですよ。(汗をかきたい人は、ウォーキング&カッパ&レジャーシートは必須です!)
サウナで数時間寝ころび、いい加減卵への気持ちも静まった頃、1人、また1人とタイ人のお客が現れ始めた。
平日の昼間は仕事しているというのもあるし、それ以前に、わざわざ一番暑い時間に外出しないというこどだろうけど。
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そして夕方のピークを迎えると、見覚えのあるバンが公園の真横に止まった。
CDデッキを片手にのそっと現れたのはあのエアロビの先生!だ!毎日なんだ、エアロビ(笑)
相変わらずリズムがはずれまくりで、初心者ほどこの先生について行くのは難儀な話ですが、まー、ただですし。
先生に合わせようと考えるのではなく、リズムに乗って自分で身体を動かしてりゃ、有酸素運動になるから気にするな。動いてりゃやせます。
翌日の午前中はちょっと優雅にホテルのスパに行ってみた。
Jansom Thara Hotelの中庭にある温泉ハウスは男女別の屋内施設。
男女をしっかり分ける割にはやっぱり水着着用が義務づけられており、自分の水着がない人は入り口で借りることもできる。
風呂の形は直径5メートルくらいのお椀形で、段を下りるたびに底が狭くなっていく。段の一段目に座るとちょうど半身浴になる。段を最後まで下りるとかろうじて立っていられるくらいで、背の低い人や子供は泳がないといけない。水深1.5メートルってところか。・・・おいおい。ゆっくり浸かれないってば。
しかし、ロイヤルプリンセスラノーンの温泉に比べたらこちらの方が良かったです。あっちは汲み湯という事実を知っているからかもしれないが(笑)
そして、この温泉プールの中をぐるぐる歩き回っているおばさんの姿は、温泉療法をしている競走馬みたいでした。
お湯の温度は結構熱いので、あまりやると健康に悪いよ。おばちゃん。
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【ウォーキングする皆さんとサウナの皆さん。奥は足湯の皆さんとエアロビの皆さん】
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さて、その後。再び町の温泉(ボーナームローンとバイタクにゆって連れて行って貰いましょう)を訪れた私は足湯に挑戦。今回は源泉の近くで、にっくき卵湯の真隣にある足湯を選択する。
ここの温泉は源泉で約60度。源泉の真となりだけあって、ちっとも温度が下がっておらず、とてもじゃないが、足をつけることはできない
そこで登場するのが、ボディショップの足湯セット。
これ、旅先で何か役立つモノがないかと、友人が探してくれたものなのだが、まさかこんなところで使われるとは思っても見なかったろう。ぷーーーーっと空気を送り込み、桶を作ると、川に向かって走った。
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川の水を桶にくみ入れ、足湯の足置き場にセット。
そして、ひたすらお湯を入れて入れて入れて適温の足湯のできあがり。仕上げにペパーミントのタブレットが入ればパーフェクト!一体何をやってるんだ私は。
足を桶の中につっこみぽかぽか感を満喫。そして、温くなったらまたお湯を足し、また温くなったらお湯を足し・・・を繰り返すうちにどんどん人が増えてきて、大注目を浴びてしまいましたが、それはそれ。裸のつきあいではないが、同じ風呂に浸かった(足だけだが)もの同士、いろいろ話かけられたりしてまあまあ楽しかった。
最後に、気になる卵のことだが、実は、「火を通すし、タイの卵でも平気だろ」とちょっと強気で町まで買いに出ていた。
雑貨屋のカウンターに並んだ小ぶりの茶色い生卵を二つ買い求めると、カテキン卵を入れていたタッパーに収納。
「よし、リベンジだ!」と意気込んだのもつかの間。町で段差を踏み外しすっころんでしまい、卵は再び粉々のぐちょぐちょに・・・。
さすがに同じ店で買い直すのも気恥ずかしく、今度は市場に立ち寄ると、「卵は10個で20バーツよ!」と言い張るおばちゃんに、拝み倒して2つで押し通し、前後左右、足下も慎重に気を配りながら、無事温泉まで持ち帰った。
3度目の正直。
半熟でとろとろの卵に醤油をちらっと垂らし・・・。きっとカテキン卵には遠く及ばないが、タイの温泉卵もうまい!のでした。
では、ラノーンの他の写真は別ページで~。
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