午後1時30分(正確には遅れたので2時過ぎ)、船はパークバラーを出航した。
パークバラーの港を出る船は、午前便は、タルタオ島経由でアダン島およびリペ島へ向かう。私が乗船した午後の便は、パークバラーからブロン島経由でアダン島およびリペ島に向かうことになっている。
しかし、時刻表にもチケットにも「FERRY」と記載があるが、日本で言えば遊覧船のレベル・・・。
これをフェリーと言うか?その上、「FERRYは今壊れてるから向こうの船」とか言い放つし。
ローカル漁船使うなら料金を割引するとかしてくれませんかね。遅いんだし。
ボンっ、ボンッ、ボンっと、鈍いエンジン音を響かせながら、船はアンダマン海をひた走っていった。
海の向こうに米粒の様に見えた小さなロングテールボート(木製のボートの後ろの部分に取り付けたスクリューがえっらい長い棒の先端に付いている)が、少しずつ、少しずつ迫ってきて、終いには船を抜いていったのにはいささかショックを受けた。
・・・この船、ボートより遅いのか~?
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出航して1時間弱。船はブロン島(ブロン・レー島)付近にやってきた。
ブロン島は、本土から20キロほどしか離れておらず、且つリペ島の二分の一くらいの面積しかない小さな島。ロンリープラネットですら掲載していない無名の島だが、パークバラーからの日帰りも可能だ(ツアーもあります)。
「そんなちっこい島にこの船が着く桟橋があるのか?」と思いきや、船は海のど真ん中で停止し、その船めがけてロングテールボートがわらわらと集まってきた。ここで乗客は、船の乗り換えをするのだ。
さすがにそうだよな~。この船が浅瀬につっこんだらコテンと転がるもん。そういや~フィジーのリゾートアイランドも同じだった。あれはもっと立派な船だったが(フィジーの物価を考えると、値段もかなり立派だった)。
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【迎えのロングテールボート】
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10分ほどブロン島の前で停泊した後、再び船はアダン、リペ島に向かった。
ブロン島から先はアダン島までの海上に島は全くなく、ただひたすら水平線を見ながらの運行。
方位磁針とか衛星とかいくつもの文明の利器があるとはいえ、これでよく船を動かせるな~と素人じみたことを考える。
「今日は太陽が出てるからそれも目印にも出来るなぁ」なんて、原始時代じゃないんだってば。
だんだんと日の光が弱まり、日暮れも間近に迫ってくると、ようやく前方にぼんやりと島が現れ始めた。おお、アダン島だ~。
船はアダン島とリペ島のちょうどど真ん中に停泊。両島のロングテールボートが何艘も現れ、乗客を乗せては去り、また乗せては去りを繰り替えす。
私は数隻目のリペ島行きのボートに乗船した。
ボートは船から離れると、ものすごい勢いで走り出し、ぐるーーーーっと回って島の南側にあるパタヤビーチにつけた。
ボートは先端からビーチにめがけてつっこんでいき、浜まであと5メートルってところで、停止。ここからは海の中の歩行を強いられることになる。
いそいそと靴を脱ぎ、ズボンの裾をまくり上げると、揺れるボートにバランスを取られながらもなんとか無事地面を踏みしめた。
膝上15センチほどの水の中を砂に足を取られないようにとバランスを取りながら、砂浜に到達。荷物がザックだからいいけど、スーツケースの人は大変だ~。
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ちなみに、島に着いた時にはとっぷりと日が暮れていたのだが、パタヤビーチ側の宿を予約していた我々はいいとして、島の反対側の宿(アンダマンリゾート、チャオレーリゾート)を予約してたら結構やっかいだ。
リペ島は、パタヤビーチの方に宿が集中しているので、黙っていると有無を言わさずパタヤビーチに付けられる。
歩いて島の反対側に出れないこともないが、真っ暗闇をがさがさと草をかき分けて行くのは結構厳しい。おまけに軽く30分ほどかかるし。
個人的にボートを雇って反対側に出るのは時間もお金ももったいないので、船からボートに乗り換えるときに、「アンダマンリゾートにつれてって!」と言ってみるのが無難でしょう。(ボートマンがパタヤビーチ側に住んでいると追加料金になったりしそうですが・・・)
まー、例の(自称)FERRYが運行していたら、明るいうちに着くかもしれないですけどね。
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【ボートに移動~】
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