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  [概要:苦労して見つけたヒーターは見事に不良品。日本じゃ滅多にないもんな~。]

 第15話 インド製に騙された午後(クアラルンプール)

さて、年越し迫った29日。マレーシアの首都KLに到着した。

「KL行きのチケットは売り切れよ」とか「今、年末でしょ?ホテルは予約で満室なんだよ」とか、ちょっといいバス、ちょっといいホテルに泊まろうとするとことごとく断られた昨晩。

やっぱり、都会は事前予約が正解だな~と思ったりもするが、でも、こういう旅をしている限り、それは無理! だって、もしかしたら、今、KLの手前のどこかの町にいたかもしれない。

今回の場合、夜もにぎやかなブギッビンタンのジャランアロー(屋台街)付近をターゲットにしていたため、夜遊びの後、屋台で食事して、そのままホテルにしけ込むマレーッ子カップルがいっぱいで、通りに面した良い宿は満室だったってワケ。
バスが遅れなければ空いていただろうし、そもそもKLに宿泊施設は星の数ほどあるので、余り深刻にならなくても大丈夫だと思います。ただ、☆が付くホテルは予約しとけば安いんだよな~。


さて、私の場合、都会に来てすることといえば、郵便局探しと買い物。
買い物といっても、お洋服やおみやげ物を買いに行くわけではない。今回探していたのはウォーターヒーターだ。

このごろの私は中国人のように健康お宅になりつつあり、「やっぱ冷たい飲み物は身体を冷やすよね。旅先でもきおつけなきゃ」と方針を変えた。

しかし、今までのように水出しでお茶を飲むならいざ知らず、暖かいお茶を飲もうとすると、意外とやっかい。
アジアでお茶が飲めるのは中国とインドくらいで、あとはせいぜい甘ったるい珈琲(コンデンスミルクとかはいってんし)。そして、かろうじて紅茶があったとしてもティーバッグのくせに高い!おまけに、ご存じ、インド、パキスタン、アフガン等々も紅茶は甘ったるいチャイである(まあ、甘くないお茶を飲むのは日本人、中国人くらいらしいですけどね)

朝は優雅にベッドティー(←宿が宿なので、優雅かどうかは疑問)。 旅先で熱々のお茶を飲むべく、ヒーター探しを始めた。

実は、タイからここまで、電気屋という電気屋は全てチェックしていたのだが、

「ヒーター?ないよ。だって、タイは暑いのよ。タイ人は熱い飲み物は飲まないわ」

と一笑に伏されたりして、全くお話にならなかった。この暑い国で熱いお茶を飲むための道具、しかも旅人サイズなんて売ってるわけないか。 
クアラルンプール

【都会に来たなぁ】


加熱振動マッサーヅャー

【日本製もどきは人気】↑click
KLでもそれは同じことで、日系デパートですら置いてはおらず、「やっぱ中国で探さないとだめかな」と諦めかけたそのとき、その通りにやたらとパンジャビドレスのご婦人が多いのに気が付いた。

「そうだ。ここインド人街だっ!インド人は茶が好きだぞ~」

通りの店を端から端までチェック。布地、CD、本屋にホテル。いくら探しても電気屋は見あたらない。
最後の望みをかけて入ったインド系ショッピングセンターで、インド菓子に、紅茶(おっ?)、日用品、サリー・・・。と一つずつたどって行き着いた最上階。

「鞄と電化製品ねぇ・・・。どうせ電気釜しかないんでしょ。なーにが加熱振動マッサーヅャーよ。これ日本製じゃねーぞ」

だんだん買い物自体がどうでも良くなってきたそのとき、金属製のばかでかい泡立て器に電源コードが着いた・・・って、これヒーターだ!うぉー、鍋用にこんなでかいヒーターがあるんかいっ。
そして、ばかでかいヒーターがごろごろ転がっているその棚に、たった一つだけコップ用ヒーターが。

迷わず買い求め、宿に戻ってさあお茶だ~!(←とにかくすごく嬉しかった)

コップにミネラルウォーターをどぼどぼ注ぎ、ヒーターを突っ込んだ。
1分、2分、5分・・・。30分経っても沸騰どころか、2ミリくらいの泡がプカッて、それだけ。水温ちっともあがらない。・・・もしかして不良品で返品されてきただろ、コレ。

ご報告申し上げます。

帰国後の測定によりますと、ヒーターの電気抵抗は、100×e3[Ω]。カップの水量を200cc、水温を10℃と仮定すると、このヒーターでお湯を沸かすには43時間もかかるそうな(計算式を教えて貰ったのですが、完全に理解できてないので今は略します。)
ただし、私が思うに、お湯を沸かすそばから冷めて行くので(放熱ってやつ)、一生お湯は沸かないと思われます。

ってことはなんだ。7.2リンギット損した!(←おそい!)


最後にクアラルンプールの写真はこちらから。


【マレー半島縦断旅行記 目次】

【マレー半島縦断旅行記】さらに、ON 泉 OFF 呂:プロローグ
第1話 バンコク発VIPに飛び乗り温泉へ。(バンコク、ラノーン)
第2話 温泉満喫。ダイエット効果は如何に?(1)(ラノーン)
第3話 温泉満喫。ダイエット効果は如何に?(2)(ラノーン)
【写真集1】温泉満喫。ダイエット効果は如何に?
第4話 肉まん街道とい・の・う・え。(ラノーン-チュンポン)
第5話 意外と遠かったコ・タルタオへの道(1)(ハジャイ-パークバラー)
第6話 意外と遠かったコ・タルタオへの道(2)(ハジャイ-パークバラー)
【写真集2】パークバラーの船着き場の様子
第7話 元海賊島。今はクリスマス休暇島(1)(バクバラ-リペ島)
第8話 元海賊島。今はクリスマス休暇島(2)(リペ島)
【写真集3】リペ島 パタヤビーチ編
第9話 元海賊島。今はクリスマス休暇島(3)(リペ島)
【写真集4】リペ島 アンダマンリゾート編 
第10話 リペ島から再び半島上陸 (リペ島-サトゥーン)
【写真集5】リペ島からサトゥーン編 
第11話 2度目の海路で国境越え(サトゥーン - ランカウイ)
【写真集6】サトゥーン編 
第12話 バスの旅も楽ではないのだ(1)(ランカウイ-バターワース)
第13話 バスの旅も楽ではないのだ(2)(バターワース-クアラルンプール)
第14話 バスの旅も楽ではないのだ(3)(バターワース-クアラルンプール)
□第15話 インド製に騙された午後(クアラルンプール)
【写真集7】クアラルンプール編
第16話 KLのバスビルからマラッカへ。(クアラルンプール)
第17話 マレー人もがんばりや~(マラッカ)
【写真集8】マラッカ編(その1)
【写真集9】マラッカ編(その2)
第18話 寂れた田舎町バトゥパハ(バトゥパハ)
【写真集10】バトゥパハ編 
第19話 半島縦断。最期はシンガポールだ。(シンガポール)
【写真集11】シンガポール編 
エピローグ:旅の終わり(シンガポール-成田)

■旅の履歴:マレー半島縦断個人旅行 2003年12月~2004年1月

タグ:インド人街|ウォーターヒーター|クアラルンプール|マレーシア|失敗した買い物

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