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機内食・機内レポ > ラン航空。史上最悪のフライト。スタッフ教育の低質さにうんざり(9) [概要:大韓航空FIXチケットの変更手数料を巡って責任のなすりつけあいに発展。] ラン航空。史上最悪のフライト。スタッフ教育の低質さにうんざり(9)ラン航空の用意したトランジットホテル チェックアウトし、ホテルのシャトルバスで空港に向かった。 目指すは大韓航空のカウンター。まだ短かった列に並び、順番を待つ。 「こちらへどうぞ」 切れ長の目で色白の典型的な韓国美人のアガシ(おねーさん)に呼ばれ、カウンターに向かった。 「あの~、チェックイン出来ますかね?」 昨日パスポート、マイレージカードと共におそるおそるラン航空からもらった紙切れを出す。 アガシはパスポートを見ながらキーボードで名前をたたき込むと、 表情を全く変えることなく受話器を手にし、誰かを呼んだ。 そして、その間にマイレージ番号をカタカタと打ち始める。全く時間を無駄にしない仕事っぷりだ。 1分もしないうちにカウンターには30過ぎくらいの若い男性がやってきた。 画面を見せながら彼に何かぼそっと報告するアガシ。 客に聞こえない様な小さな声でやりとりをする辺りもなんかこれまでと違うと思った瞬間である。 男性は画面を確認した後、こちらに向き直り「今日のフライトに変更になった理由はなんですか?」と聞いてきた。 「え?そこに書いてあるとおりラパスとリマ間のフライトがキャンセルになったから」 彼は立場で言うと主任っていうところだろうか。 マジメで人が良さそうな人で、少々とまどった様な表情をしたもののそれ以上何も聞かなかった。 そして、画面を見ながらなにやらメモを書き始めてこういった。 「いいですか。このチケットを変更するには210ドルの変更手数料が必要です。 このメモをラン航空のカウンターに持っていって、彼らにこの番号に電話するよう伝えてください。」 やっぱり。だから昨日、「本当にこれで乗れるのか?」奴らに聞いたんだよ。あたしは。 だってFIXチケットって知ってたからラパスで文句いったんだもん。あいつら意味わかってたのか? ▼ 「アメリカンに乗らなかった彼らが悪い。だから彼らが手数料を払うべき」ってアンタ。
☆エンバシースイーツサウス☆
ラン航空のカウンターに行くと、搭乗まで3時間あるにもかかわらず、![]() エンバシースイーツサウス。 ロの字型の形状に建っていて 真ん中が中庭の様な構造 ![]() 簡易キッチンと居間。 テレビは2台設置されている。 (写真がないと寂しいので・・・。 内容とは関係なし。) 既にチェックインを受け付けていた。 まだお客がまばらなのもあり、昨日の下っ端社員も暇そうにだべっている。 「はろー。ハイこれ。大韓航空から。」 下っ端はそのメモを受け取ると上司らしきおっさんに回す。 そして、さらにそこいらにいた職員が束になって状況を話し始め、 「わかった。じゃあ、あたしが行くわ」と一人の女性が前へでてきた。 「ほら、ついてきて。大韓航空まで行くから。」 どこまでも電話が嫌いな航空会社である(←これは嫌み)。 カツカツカツ。と偉そうに赤いハイヒールのかかとをならしながら歩く彼女。 カウンターで作業をしていた大韓航空の主任はその姿にすぐに気づき、 じーーっとこちらを見つめて待ちかまえていた。 「今回の件について詳しい状況を説明して頂けますか?」 主任の言葉を受け、ランのおばはんはだだだーーとまくし立て始めた。 「ラパスのフライトが○○でキャンセルになったわけ。それで翌日・・・ ・・・(中略) ・・・ ロスからAAの航空券を出したのにこの人が乗らなかった。 だからロスのホテル代や食事まで出したのよ。」 聞き捨てならない台詞である。 はじめは黙って聞いていた私もいい加減ブチっと切れた。 「ちょっと!乗らなかったんじゃなくて乗れなかったのよ! ロビーにはふつーに入れたから5時間もずっと待ってたのに。 だいたい何度電話しても出なかったのはそっちでしょ!」 「電話って?マネージャーに?!」 「あったり前でしょ。でも誰も出なかったじゃない。」 おばはんは「そんなの知らないわ。」って顔をしてしらばっくれる。 ああ、そうでしょうよ。留守電に入っていたメッセージもマネージャーではないあなたが聞くこともないでしょうし。 話が切れたのを見計らい二人の女のやりとりを黙って見ていた大韓の主任がぼそっと口を挟む。 「彼女は変更手数料はあなたが払うべきだと言っています。」 「いやです!ラン航空の責任です。」 「確かに私たちも悪いところはあるわ。でも、セパレートチケットだからいけないんでしょ。 だからこっちが責任とることじゃないのよ。」 言わせてもらうが、セパレートチケットにも関わらず航空券を出したのはあんたんところのスタッフなわけ。 それを言うならラパスで断らないといけないんですよ。あんたらの会社の教育不足なんですよ。 あなたたちが問題が起こるたびにその場をやり過ごすべくテキトーな処理をするからこうなったの。 あなたのせいじゃないかもしれませんが、組織の一員なら組織としての責任をきちんと自覚してくれよ・・・。 普段話しているブロークンイングリッシュも、こういう状況では超超ブロークンイングリッシュになる。 頭の中を駆けめぐる複雑な日本語や精神論を英語で表現など出来るわけもない。 終いには「言ってる意味がわからない。あなたはわかる?」などと言われる始末。く、くやし~。 「僕にはわかります。・・・状況はわかったんでいいです。ありがとう」 「そう。じゃ、戻るわ。」 私が正しいのよとでもいいたげな表情で、カツカツカツと再び歩き出したおばはん。 あー、もうあの真っ赤な制服!後ろ姿見てるだけでも腹立つ~。 「ちょっと待っててください」 大韓航空の主任はその場を離れると、マネージャーらしき女性に状況を説明し始めた。 そして、5分ほど長々と話し込んだ後、カウンターに戻り、こういった。 「今回は事情が事情なので変更手数料は結構です。無料で搭乗券を出します。」 そう言いながらパスポートを受け取った主任は、カタカタとキーボードをたたき始めた。 なんか、ラン航空を見た後だっただけに大韓航空のスマートな態度にただただ感激。 落ち着いた態度で冷静に状況を理解し、マネージャーを説得してきてくれた彼は仏様の様だ。 「はい。搭乗券。○番ゲートに11:10から搭乗開始です。」 「荷物は・・・成田空港にあるみたいです。成田に着いたらアメリカン航空で受け取ってください」 「でも憶えておいてくださいね。チケットがセパレートだと別々の航空券扱いになって 航空会社はその先のフライトの保証はしなくてもいいんです。次は気を付けてくださいね。」 「はい。わかりました。本当にありがとう!」 本当に本当にありがとう! 深々と頭を下げ、「今度こそ日本に帰れる!」と喜びをかみしめながらゲートに向かった。
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